智弥さんの２５弦筝とエレクトリックカンテレはとても緊張感の伴うコンサ－トでした。こんなに音に集中して聴くのは久しぶりです。
（リハ－サルをする二人）
ビッグカンテレもアコ－スティックとエレクトリックカンテレがあります。
フィンランドでもまだまだこのエレクトリックカンテレを演奏する人は少なくエヴァさんはその数少ない奏者の中でもトップレベル。
その優雅な演奏といい、テクニックの凄さといい もうステ－ジに目と耳は釘づけになります。
先月演奏したばかりのノルウェ－のカンテレ奏者シニッカさんには野性さを感じましたが、エヴァさんの演奏は高度な構築と理性さを兼ね備えた演奏といえるのではないかと思います。
２５弦の深い音とカンテレの繊細且つダイナミックさのコラボレ－ションはもう圧巻されました。
ミュ－ズの神がステ－ジを自由自在に遊んでいるような気がしました。
４年ほど前から智弥さんとエヴァさんは一緒に演奏を始めました。
初めて智弥さんの演奏を聴いたエヴァさんは
”どうだろうねえ。この二つの楽器は合うかしら”
と思ったとのことです。でも智弥さんがエヴァさんの為に作曲した曲はもういくつにもなります。そして演奏の回を重ねるごとにどんどん二人の演奏は昇華されていきます。
お二人とも３０代という若さでありながら音楽に対する情熱は圧倒されるものがあります。
一人のファンとしてこれからもお二人の演奏を応援していきたいと思っています。
ご来場いただいた沢山の皆様方ありがとうございました。この場を借りてお礼をお申し上げます。
