たそがれトンボ

京都福知山市三和町の丹波風景写真、歴史。福知山のイベントや時事。福知山市三和町でタオルを織る三和タオル製織

石ころRiを訪問

2008-04-29 | その他の雑記
妹夫婦との深い縁で
兵庫県高砂市にある
現代宝殿石器「石ころRi」さんにおじゃましました。

アーティストのまつした律子さんとは
前から話はさせてもらってましたが
訪問したのは今回ははじめてで
なかなか熱い話をさせてもらい
非常に刺激になりました。

「石ころRi」は宝殿石で作ったコップ、お皿
オブジェなどの作品を作られています。
まさしくオンリーワンの作品で、見せてもらうたびに
明らかに進化してるのがすごい。
まさしく、この前までの常識がそうでなくなっている
現場です。

ちなみにサイトはほったらかし状態だそうで
1点物の作品を手に入れるなら、訪問するか
百貨店のギャラリーで手に入れるのが良いかと・・・。





この作品はアーティストの松下尚平さんの作品
尚平さんの作品は他にもたくさんあり
その才能にほれぼれしました。
ほんと艶っぽい作品を作られます。
彼の作品を触って、涙を流される方もいるようで
なるほど・・・分かる気がしました。

その尚平さんに石の現場を案内してもらいました。
松下石材店が母体となってまして
毎日ここで職人さんが働いておられます。





発破師が切り出した石を、確かに受け取りましたと
サインをしてあります。このサインの数だけ発破師の今日の仕事と
なるそうです。これがただ発破させて取りだしゃ良いものではない
そうで、石の目を読んで後々仕事になるサイズに切りださないと
意味がないようです。これは70代の方の仕事だそうで、高齢化、
後継の難しさがあるようです。なんだかどこの世界も同じだなぁと
思いました。





上の写真が三角の形に整えられた石。
堤防の修理や石垣などなどに使われます。
これも職人さんの手作業によるもので
職人さんはこのたがね1本持って現場に来るそうです。



石を切るもの。
とても大きな機械。

毎日何のためらいもなく、歩いている施設や
家の石がこういった現場で作られているのだと
一つ一つに誰かが関わっているのだと改めて感じさせられる
非常におもしろい訪問となりました。
ありがとうございました。