たそがれトンボ

京都福知山市三和町の丹波風景写真、歴史。福知山のイベントや時事。福知山市三和町でタオルを織る三和タオル製織

丹波路 細野峠を行く 京へ

2008-05-12 | 京都丹波福知山の事
山陰道 細野峠は平成8年に歴史の道百選に選ばれた
峠で、昔をそのままに偲ばせる峠です。

峠の麓にあった宿垣内(しゅくがいち)は、その名残
を家並みから見ることができ、峠にさしかかると
所々に残る石畳、溢れ出る湧き水が昔を歩いているような
気分にさせてくれます。

伊能忠敬の「測量日記」のも記されるこの峠は
京から山陰地方には欠かせない峠で
明治初期までは菟原-大久保間を通る
主要な道でした。

まさに峠として面影が残っているのは
この辺りから。





ゆるやかな上り。
どちらかと言うと、登山道を歩いている感じ。






藤のつるがからまり、倒れずに
道にアーチをかけている。


残っている石畳。
昔、何かの工事をするときに、石畳にコンクリート
を流しこんで固めたと聞きました。
結果、今でも石畳が綺麗に並んで残っています。


急激な上り。
峠の頂きへと向かいます。




観音清水。
向かい側には茶屋があったとあります。


これは「宝祚山百観音堂円通庵(ほうそざんひゃくかんのんどうえんづうあん)」
の跡地。菟原中の龍源寺に移築されています。




観音清水から数歩、歩いた所。


少し開けた所
このあたりに茶屋があったのかもしれません。


峠を越え、下っていきます。
ここにも石畳がありました。













峠を抜けた所、今は国道9号線が
走っています。


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