いつも「新潮」を買っていた心斎橋そごうに入っていた書店・丸善さんが、先月撤退したので、今月は別の丸善さんで買いました。
(昼休みに会社の近くの書店に行ったら、置いてないんだもん)
ところで本日の朝刊の経済欄で、9月に心斎橋そごうに「三省堂書店」が入ると載ってました。ご存じない方も多いでしょうが、大阪には三省堂の「書店」はございません。「文具」のお店は何軒かありますが。
「三省堂」といえば、♪あーなたーとわーたしーの 合言葉~♪(「有楽町で逢いましょう」)・・・もとい、『レディ・ジョーカー』 (毎日新聞社) の加納さんと根来さんの合言葉を思い浮かべますね。三省堂書店へ行く度に、加納さんのことを自ずと思い浮かべる楽しみが出来ます。来月はここで買いましょう。
だから「新潮」を置いておいてね、三省堂さん!(若者向けの書店なんて、止めて下さい)
それでは第十二回の雑感を、いつものように、だらだら、ぐだぐだと。
当然、まだ読まれてない方も、入手できていない方もいらっしゃるわけですから、物語の核心については、おおっぴらにネタバレはしませんが・・・警告:隠し字にしておりますが、以下は自己責任でお読み下さいませ。(『晴子情歌』 『新リア王』の内容も、そして『マークスの山』 『照柿』 『レディ・ジョーカー』 いわゆる<合田三部作>の内容についても、「既読」を前提とした上で、多少触れている場合があります。)
また、コメント欄に入力する場合、ネタバレはOKとします。もちろん
「太陽を曳く馬」限定で。未読の方はご注意下さいませ。
***
今回の概要・・・今回から、上記の但し書きに<合田三部作>を付け加えました。だって前々回から、「刑事・合田雄一郎」を思い出してしまう内容なんですから! 合田刑事の描写が面白くて、そして懐かしくて、楽しんでいます。
一方で、禅宗だの密教だの、「日本の仏教」に関する基礎知識が、忘却の彼方になっている自分にも愕然。大学の講義にあった「日本仏教史」のテキスト、引っ張り出さないとアカンなあ・・・。
とどめはヴィトゲンシュタインにカントか~! 「西洋哲学」についての知識は皆無。それではイカンと、何冊かは書籍を買っているんですけどね・・・。腹括って、読まなきゃならんか・・・。
高木宏仁和尚、岩谷渓山和尚・・・「禅問答」とは、この二人の会話のことをさすんでしょうなあ。話題を振って、煙に巻く。またはブーメランのように元に返ってくる状態。
講談社の小冊子「本」 で連載されている、菅野覚明さんと宮川敬之さんの往復連載「『眼蔵』をよむ」を、道元と曹洞宗の理解の手助けになれば・・・と、ずっと読み続けていますが、そこで解説されている言葉・語句が、二人の会話にバンバン出てくるので、半分眩暈起こしそうになってしまいます(苦笑)
この二人からは、『マークスの山』の林原や、『レディ・ジョーカー』の某政治家と秘書を連想させてしまう「あくどい、胡散臭い」匂いが、プンプン感じ取れました。
長谷川明円和尚・・・やっと登場、お待ちしておりました♪
ほんのわずかな登場でしたけどね。
・・・何か、予想と違った雰囲気の人だなあ(苦笑) 世が世なら、お公家さんの家に生まれて、口減らしのために寺に出されて僧侶になったような人とでもいいますか。
良家で育った人間が、自分と同じような匂いのする人間に対する同属意識。あるいは自分にない匂いを放つ人間に対して抱く羨望と嫉妬の入り混じった感情。
(彰之の出自はどうあれ、福澤一族の一員ですからね)
前々回で、明円和尚が彰閑和尚に「屈した」と合田さんが感じたのは、この両方の感情が均衡する中で、それを超える「何か」を、彰之から見い出したからなのか。
まあ、登場したばかりですから、彰之絡みでおいおい描かれてゆくでしょう。
合田雄一郎さん・・・今回はツッコミどころ満載だー!
「つくり笑い」!? 電車で読んでいたから、吹き出しそうになって困りましたよ~!
・・・怖い・・・けど見たい・・・でも怖い・・・。見てしまったこちらが凍りつくような「氷の微笑」かもしれん。あるいはメドューサに見つめられてしまった人間のように、石化してしまうかもしれん。(←ひどい言いよう)
まあ、吉岡くんは決して合田さんの「本心からの笑い」というものは、お目にかかれないことは確実でしょう(笑) それを見せる相手・見てもいい存在は、唯一人だけ。
「人生が変わりそうなので遠慮しておきます」!?
いや、あんた、事件のたびに人生変わってきただろうが。(ツッコミその1) だから今回も、どのように変化・変貌していくのか、期待しているんだけどね。
おまけに『レディ・ジョーカー』で、人生が変わった最大のアレを経て、生まれ変わっただろうが。(ツッコミその2) これ以上人生変わったら、加納さんの立場がないってば!
合田さんとは直接関係ございませんが、今回分で七係メンバーを思い出したのは、私だけではないはずだ。
「コンクリートを流し込んで固めたような」・・・お蘭。
「モヤシ」・・・林係長
***
以上、連載第十二回を一度読んだだけの雑感です。
高村さん、ありがとうございました。続きを楽しみにしております。
これで12冊の「新潮」が揃いました。来月で連載2年目に突入なのですね。
個人的には、2~3年は連載されるだろうと予想してましたが、この展開では、残り1年での完結は無理そう。となると、3年前後かそれ以上か・・・。ま、長く読めて楽しめるのであれば、OKですとも!
(昼休みに会社の近くの書店に行ったら、置いてないんだもん)
ところで本日の朝刊の経済欄で、9月に心斎橋そごうに「三省堂書店」が入ると載ってました。ご存じない方も多いでしょうが、大阪には三省堂の「書店」はございません。「文具」のお店は何軒かありますが。
「三省堂」といえば、♪あーなたーとわーたしーの 合言葉~♪(「有楽町で逢いましょう」)・・・もとい、『レディ・ジョーカー』 (毎日新聞社) の加納さんと根来さんの合言葉を思い浮かべますね。三省堂書店へ行く度に、加納さんのことを自ずと思い浮かべる楽しみが出来ます。来月はここで買いましょう。
だから「新潮」を置いておいてね、三省堂さん!(若者向けの書店なんて、止めて下さい)
それでは第十二回の雑感を、いつものように、だらだら、ぐだぐだと。
当然、まだ読まれてない方も、入手できていない方もいらっしゃるわけですから、物語の核心については、おおっぴらにネタバレはしませんが・・・警告:隠し字にしておりますが、以下は自己責任でお読み下さいませ。(『晴子情歌』 『新リア王』の内容も、そして『マークスの山』 『照柿』 『レディ・ジョーカー』 いわゆる<合田三部作>の内容についても、「既読」を前提とした上で、多少触れている場合があります。)
また、コメント欄に入力する場合、ネタバレはOKとします。もちろん
「太陽を曳く馬」限定で。未読の方はご注意下さいませ。
***
今回の概要・・・今回から、上記の但し書きに<合田三部作>を付け加えました。だって前々回から、「刑事・合田雄一郎」を思い出してしまう内容なんですから! 合田刑事の描写が面白くて、そして懐かしくて、楽しんでいます。
一方で、禅宗だの密教だの、「日本の仏教」に関する基礎知識が、忘却の彼方になっている自分にも愕然。大学の講義にあった「日本仏教史」のテキスト、引っ張り出さないとアカンなあ・・・。
とどめはヴィトゲンシュタインにカントか~! 「西洋哲学」についての知識は皆無。それではイカンと、何冊かは書籍を買っているんですけどね・・・。腹括って、読まなきゃならんか・・・。
高木宏仁和尚、岩谷渓山和尚・・・「禅問答」とは、この二人の会話のことをさすんでしょうなあ。話題を振って、煙に巻く。またはブーメランのように元に返ってくる状態。
講談社の小冊子「本」 で連載されている、菅野覚明さんと宮川敬之さんの往復連載「『眼蔵』をよむ」を、道元と曹洞宗の理解の手助けになれば・・・と、ずっと読み続けていますが、そこで解説されている言葉・語句が、二人の会話にバンバン出てくるので、半分眩暈起こしそうになってしまいます(苦笑)
この二人からは、『マークスの山』の林原や、『レディ・ジョーカー』の某政治家と秘書を連想させてしまう「あくどい、胡散臭い」匂いが、プンプン感じ取れました。
長谷川明円和尚・・・やっと登場、お待ちしておりました♪
ほんのわずかな登場でしたけどね。
・・・何か、予想と違った雰囲気の人だなあ(苦笑) 世が世なら、お公家さんの家に生まれて、口減らしのために寺に出されて僧侶になったような人とでもいいますか。
良家で育った人間が、自分と同じような匂いのする人間に対する同属意識。あるいは自分にない匂いを放つ人間に対して抱く羨望と嫉妬の入り混じった感情。
(彰之の出自はどうあれ、福澤一族の一員ですからね)
前々回で、明円和尚が彰閑和尚に「屈した」と合田さんが感じたのは、この両方の感情が均衡する中で、それを超える「何か」を、彰之から見い出したからなのか。
まあ、登場したばかりですから、彰之絡みでおいおい描かれてゆくでしょう。
合田雄一郎さん・・・今回はツッコミどころ満載だー!
「つくり笑い」!? 電車で読んでいたから、吹き出しそうになって困りましたよ~!
・・・怖い・・・けど見たい・・・でも怖い・・・。見てしまったこちらが凍りつくような「氷の微笑」かもしれん。あるいはメドューサに見つめられてしまった人間のように、石化してしまうかもしれん。(←ひどい言いよう)
まあ、吉岡くんは決して合田さんの「本心からの笑い」というものは、お目にかかれないことは確実でしょう(笑) それを見せる相手・見てもいい存在は、唯一人だけ。
「人生が変わりそうなので遠慮しておきます」!?
いや、あんた、事件のたびに人生変わってきただろうが。(ツッコミその1) だから今回も、どのように変化・変貌していくのか、期待しているんだけどね。
おまけに『レディ・ジョーカー』で、人生が変わった最大のアレを経て、生まれ変わっただろうが。(ツッコミその2) これ以上人生変わったら、加納さんの立場がないってば!
合田さんとは直接関係ございませんが、今回分で七係メンバーを思い出したのは、私だけではないはずだ。
「コンクリートを流し込んで固めたような」・・・お蘭。
「モヤシ」・・・林係長
***
以上、連載第十二回を一度読んだだけの雑感です。
高村さん、ありがとうございました。続きを楽しみにしております。
これで12冊の「新潮」が揃いました。来月で連載2年目に突入なのですね。
個人的には、2~3年は連載されるだろうと予想してましたが、この展開では、残り1年での完結は無理そう。となると、3年前後かそれ以上か・・・。ま、長く読めて楽しめるのであれば、OKですとも!