かりめろのゆったりのんびりライフ

主婦兼ライターのかりめろです♪中村吉右衛門さん、パーヴォ・ヤルヴィさんが好きです。お気軽にお立ち寄りくださいね。

歌舞伎を見るときの観劇マナー♪

2017-03-21 | 芝居
歌舞伎をはじめてごらんになる方、いろいろ心配ごともあると思います。
とくに気を付けたいのが「観劇マナー」ですね

劇場でも観劇マナーを喚起されていますが、
こんなことを気を付けておくと、
たのしい観劇がおたがいにできますので
心がけてみるといいのではないでしょうか。
かりめろの、独断と私見でおおくりします

 携帯・スマホはどうすればいいですか?

A.開演前にかならず電源から切っておきましょう!
よくマナーモードにしている方がいますが、
そういうときにかぎって肝心の場面で
「ブルブルブル!」となりだします(笑)
マナーモードもかなりの音がしますので、
かならず電源からきっておきましょう。
電源の切り方がわからない場合は、
すなおに、となりの方や劇場スタッフの方に聞いて、
電源を切ってもらいましょう。

 客席内で飲食はできますか?

A.歌舞伎座・演舞場などは基本的にはできます。
でも、上演中は飲食はみなさま控えてくださいませ
飲み物や食べ物(特にお酒・お寿司など)の匂いを気にされる方もいますし、
食べる音がすると、せっかくの名台詞も台無しです。
幕間(まくあい)でたのしくいただくようにいたしましょう。

撮影・録音はできますか?

A.上演中の撮影・録音は当然ですが、できません。
してしまうと、機材を劇場に取り上げられますので
くれぐれもご注意ください。
まぁ、きっちーさまの名台詞は、たしかに録音して
聞き返したくもなりますが(笑)
ちゃんと、すばらしい舞台ですと、テレビが放送してくれたり、
シネマ歌舞伎になりますので、どうぞそちらをお楽しみに♪

大向こうなどはかけてもいいのですか?

A.むずかしいところですが、やはりベテランの大向こうさんに
おまかせするのがいちばんだと、かりめろ個人はおもっています。
徐々に慣れてきたら、「大播磨~!」「播磨屋~!」と
応援してあげると、きっちーさまも役者のみなさんも
大いに張り切られますね(^^)

ただ、女性は基本的にはひかえたほうがいいですね。
たまにかけている方いますが、
正直、あんまり上手とはいえないし、芝居の雰囲気を
こわしてしまうことが多いです。

かくいうかりめろも、じつは誰もそのときは大向こうさんがいなかったときにだけ
きっちーさまにだけ、かけたことがありましたが、
やはりかなり冷や汗ものでした。
きっちーさまは多分うれしいと思うんですが・・・
まぁ、いろいろな見巧者の方は、あまり賛成される方はいないですね。

できれば、専門の大向こうさんの美声を堪能したいですね

きっちーさまのエッセイなどをよませていただくと、
女性の場合、大向こうさんにお願いして、
ごひいきの役者さんに声をかけてもらうこともしていたそうです。
3階や幕見に大向こうさんをお見掛けしたら、
お願いしてみるといいのではないでしょうか
(※バッジなどをつけていますのでわかります。弥生会というのがあります)

ちいさい子供を連れて行ってもいいですか?

A.基本的には大丈夫ですが、ちいさいお子さんの場合、芝居の間に泣き出したりしたら、
ロビーで休んでいただく、ということもあります。

乳幼児の場合ですと、歌舞伎座でも国立劇場でも
期間が決まっていますが、託児サービスが受けられます。
日程がきまっているので、それぞれのホームページをごらんになってみてくださいね!

ほかに観劇の際、気を付けたほうがいいことはありますか?

A.いろいろありますが、かりめろが思うことは・・・。

〇音のでるものはもっていかない。上演中の私語・雑音はつつしむ。

たとえば、お弁当のビニール袋のガサガサいう音はとても気になりますね。
また、上演中に、「あら、〇〇さんだわ」といってしゃべりだす人もいますが、
これは大変迷惑ですね(苦笑)。
名台詞、名演奏を楽しむには、まず静寂をこころがけましょう。

〇2階・3階席の方にとくにご注意いただきたいのは、
身を乗り出しての前傾姿勢でみてしまうこと。
役者さんが花道にでたときなど、ついついやってしまうのですが、
後ろのお客様はまったくみえなくて迷惑してしまいますね。
興奮をおさえて、ただしい姿勢でみるようにしましょう

〇香水など、匂いのつよいものは、なるべくちょこっとつけましょう。
あまり匂いがつよいと、密集空間なので、気分のわるくなる方もいます。
香りのマナーもわすれずに(^^)

〇席が決して広いわけではないので、
コートや大きな荷物は、コインロッカー(歌舞伎座・演舞場だと100円、
国立劇場だと10円~20円です)にあずけましょう。
大きな荷物をどん!と通路におかれると、
これはこれでかなりこまってしまいますので(笑)

〇というのも、歌舞伎は大変上演時間が長いです。
(大体昼の部で5時間くらい!昼夜合わせると10時間!!)

長時間すわっていると、エコノミー症候群になってしまいそうになるので、
幕間によく体を動かしておくといいでしょう。

洋服で来られる女性の方には、靴も、あまり高いヒールだと足が痛くなるので、
低めのパンプスなどをおすすめします。

〇そしてすばらしい演技、踊り、名台詞には、大いに拍手を!!

これがいちばん大事なことですが、
「あっ、きっちーさま、名台詞をいってるな!」
「名演技してるぞ!」
「あ、この三味線のひと、すごく上手だな」
などなど・・・素直に感動したら、素直に、大きな拍手を贈りましょう!

わたしなどは、きっちーさまの仁木弾正のすばらしさに
拍手しすぎて、指輪がぐにゃりとまがってしまったことがあります(笑)

ただ、拍手してはいけないケースもあります。
1)勧進帳の弁慶の、飛び六法での手拍子
最近多くなってきて、本当にビックリしてしまうんですが、
これはやってはいけないのです(!!)。
かたずをのんで、弁慶の飛び去るのを見守ってください!

2)寿三番叟のときの、翁が2階正面にご挨拶するときの拍手
これはしてはいけないのです。というのも、翁が挨拶するのは、
(江戸時代に見にいらしていた)将軍家に対してするものなので、
観客にしているわけではないのです。
しずかに、荘重な儀式とおもって見守りましょう!


しかし、役者さん・演者の方にとってなによりも
お客様の大きな拍手は、大きなエールになりますし、
ますますすばらしい演技を引き出すパワーの源でもあるのですね(^^)

笑って泣いて感動して拍手して、
きっちーさまや演者のみなさまをたのしく元気に応援しましょう\(^o^)/!




というわけで、参考になりましたでしょうか?
観劇マナーをまもって、快適な環境で楽しく歌舞伎を観劇しましょう!



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