50歳の育児日記

うつ状態になり休職、復職
子供の誕生、Uターン・・
50代を目前に授かった子供の育児を中心に日々の暮らしを綴ります

胸が重くなる

2012年03月04日 | 休職の日々
休職前からそうだったのかは、よく覚えていないのですが、イヤなことがあったり落ちこんだ時、左胸が重く感じるようになりました。


締め付けられるような、苦しいような、でも痛いわけではない。
何か重いモノがほんとにあるような物理的な感覚
気持ちの落ち込みとともに、ずーっと続き、気持ちの回復とともにスーッと消えてきます。




胸の重みを感じる時、「あー、自分はいまイヤなことを感じているんだ」と認識して、イヤなことを避けるようにしています。


体が教えてくれる危険のサインなんでしょうか。
もしそうなら、人間の体ってすごいですね。
今では、胸が重くなっているからイヤなことなんだなとか、判断材料にするまでになっています。

消えない目の下のクマ

2012年03月04日 | 休職する前
NHKBSのドキュメンタリーWAVE 「南京長江大橋に星を ~中国 急増する農民工の自殺~」で自殺を止めるボランティアの人が自殺をしようとしている人は判ると言っていました。

「力のない歩き方、目の下のクマ」

なんだそうです。


休職直前、目の下のクマが全く消えなくなりました。
いくら休んでも、寝ても、栄養のあるものを食べても消えることはありませんでした。
無表情で、人相も悪くなっていたようです。


自分でも、目の下のクマは気になっていました。
通勤電車で、前に立っていた女性にアブナイ人にでも遭遇したような反応をされたこともあります。
私も、休職直前は、それに近い状態だったのかもしれません。

制度改革、できないのか、しないのか

2012年03月04日 | 哲学する?
録りだめてあった番組を2つ観ました。
一見異なるジャンルの番組ですが、私には同じ問題を根底に抱えていると感じる作品でした。。


NHKBSのドキュメンタリーWAVE「南京長江大橋に星を ~中国 急増する農民工の自殺~」
テレビ朝日のドラマ(再放送)宮部みゆき原作「火車」


「南京長江大橋~」は、南京長江大橋から自殺をしようとしている人を、止めたり相談に乗ったりする個人ボランティアの話。近年の中国の発展を支えた農民工が、戸籍を移せないがために生じる不利益が原因で自殺する人が後を絶たないらしい。

自殺を止める人に着目すればただの美談で終わってしまいますが、自殺の原因を知ると先富論(豊かになれるところから豊かになり、その影響で他が豊になる)で生まれる「その影響で豊になる」はずの人々の問題が浮き彫りになります。

単純には戸籍移動が容易に変更になれば済む話のように思えますが、制度改革が追いつかないのか、政策上あえてしないのか。社会の底辺層は使い捨てで良いのか
最近、日本でよく見かける楽しそうな中国人旅行者を思い出したりしました。


「火車」は、原作の設定が平成の初め頃で少し古いが、消費者金融の取り立てやカード破産が大罪のドラマ。
大手の合法消費者金融は、現在では最高裁の判決ひとつで、現在では壊滅してしまいました。
消費者金融のグレーゾーン金利の問題は、最高裁判決の随分前からテレビや雑誌で取り上げられてきましたが、行政は取り立ての仕方を規制しただけで、根本的な解決は何もできないままでした
問題がわかっていながら、制度改革ができない。いろいろな問題で苦しむ人がいても、制度改革ができないのか、しないのか、現在も何も変わらないような気がしています。


私も休職が長引けば、傷病手当がなくなり、職を失うことになります。
仮に原因となった方々を相手取って裁判を起こしても勝ち目はないでしょう。
食い詰めれば合法的でないお金に手を借りてしまうかもしれません。


今、私にできるのは、社会に復帰できるように、治療に専念することだけです。