50歳の育児日記

うつ状態になり休職、復職
子供の誕生、Uターン・・
50代を目前に授かった子供の育児を中心に日々の暮らしを綴ります

「間引き」の線引き

2012年03月19日 | 最近のニュースにコメント
<アザラシ>北海道で保護管理計画策定へ 漁業被害受け、「間引き」も

保護計画には、捕獲による「間引き」も検討されるとか
漁業被害を考えると、関係者にとっては死活問題ですよね。


アザラシは、頭が良いので音波で追い払ってもすぐに慣れてしまうそうです。
頭が良い動物を「間引きする」、どこかで聞いたような話です。モメごとにならないと良いですが。


ところで、この手の話を聞くといつも思うのですが、
「頭が良いから殺してはいけない」

頭が悪ければ殺しても良い?

劣るものは好きに扱っても良い?


気のせいかもしれませんが、頭の良い生き物を殺してはいけないという主張に、どうも差別の臭いを感じてしまうのです。


もし、世界の主食、コーンに仲間同士の意志疎通能力があり実は高度な知的生命体だとわかったら、やっぱり食べてはいけない?
飼育している、養殖しているものは食べてもOK?
それが頭の良い生き物でも?
クローン人間ができたら、彼らに人権はある?


「猿は猿を殺さない、人は人を殺す」
猿の惑星シリーズのどれかのセリフのひとつです。
人も増えすぎたら「間引き」するんでしょうか。
どこまで許される?
考えれば考えるほど、境界があいまいになってしまいます。


人間は、動物にしろ植物にしろ、他の命を食べないと生きていけない罪深い生き物だと聞いたことがあります。だから、感謝して無駄なく食べなければならいと。
どんな生き物にも命があり神が宿る、日本古来の思想に深く共感してしまします。

ウツの予兆 マンガ「イグアナの嫁」

2012年03月19日 | 映画マンガ書籍、テレビに芸能も
「ツレがウツになりまして」で有名な細川貂々さんの作品。
中盤以降、「ツレ」さんがウツになるまでの様子が「ツレがウツになりまして」よりも詳しく描かれています。


イグアナの嫁
クリエーター情報なし
幻冬舎


「ツレ」さんがウツにまるまでの環境
●「ツレ」さんの奥さん(筆者の細川さん)が超がつくくらいのマイナス思考。
●自分は強い人間、頼られるのが当たり前、病気になるほど弱い人間じゃない、という思い込み。
●リストラで急激に忙しく、慣れない仕事もやるようになって目の回るような毎日。
●家ではいっさいグチを言わない。
●体の変状(極度の貧血、イビキ、表情の変化・・)。
●楽しくない自分を鼓舞するために、楽しい気分になれる趣味に過度にのめり込む(ライブハウス通い)。


あー、自分もそうだったなと、
辛かったんだよね、
がんばったんだよね、

気がつけば、泣いていました。

そして、自分に起こったことを、あらためて認識できたように思えました。

おかしくなっているのに、自分では気が付けないこともあります。

「いつもと違う」、「毎日が楽しくない」という人は、一度読んでみて欲しいと思います。
オススメです。

「大変ですねえ~」

2012年03月19日 | 休職する前
客先や、それほど親しくない人との話のきっかけに、
「(お仕事)大変ですよね~」
と言うのが口癖でした。


(家事)大変ですよねえ、(育児)大変ですよね~、から、夜のお仕事の方にも万能の話のきっかけでした。特に、タクシーの運転手さんは、うかつに話を振ると目的地が近づくとスピードを緩め、料金払った後もドア開けない人もいるくらいでした。
それだけ、不満やグチを話したくてしたかたない人が増えたってことなんでしょうか。


部下や外注先にも、「仕事大変だね」と声をかけ、「大丈夫、もうちょっとがんばろう」と励ましていました。そして、だんだん不満やグチが深刻で、長々としたものになっていき、聞くのがちょっと辛くなって行きました。また、心のどこかで、「オレにも誰か『大変だね』って声をかけて欲しい」と思っていたような気がします。


ところで、私は若い頃から白髪が多く、今では銀髪のようになっています。母型の家系の遺伝子が強いためなのですが、白髪は苦労すると増えるらしいという迷信?のせいか、良く「おー白髪増えたな、苦労してんのか?」と先輩や客先に良く言われていました。その時、「そうなんですよ~、話聞いてくれます~」と素直に言えていれば、休職するまで自分を追い詰めることもなかったのかも、なんて思っています。