10月初めの3連休に佐渡に帰省した。母の13回忌の法事のためだったが、もう佐渡には帰れないかも知れないと孫たちと佐渡の北海岸の”外海府”を回り、尖閣湾などで遊んだ。スケッチ帳は持ち歩いたが現地ではほとんど描けず、この絵も帰宅してから11月の「風景水彩スケッチ会」作品展に出展するために描き上げた。
スケッチは無理でもとカメラをもってあちこち歩いているあいだ、孫たちは岩場を回る水中透視船で泳ぐ黒鯛などに会って喜んでいた。尖閣湾は岸恵子と佐田啓二の「君の名は」で有名になった観光名所だが、孫たちの「君の名は。」は全く別のもの。
佐渡には生協の仲間を案内するときは、必ず”朱鷺の森”の朱鷺センターで自然の姿の朱鷺を見てもらっているので、孫たちも案内した。かって大学生協のJUON(樹恩)の活動に参加していたころ、朱鷺の自然放鳥のための餌場つくりのため皆さんと一緒に山間に入って作業したことなど思い出し、当たり前になっている自然放鳥がうれしく、朱鷺の姿が懐かしかった。
母はこの海岸の南の先端にある、夕日と海がきれいに見える老人ホームで104歳の生涯を終えた。今回その施設にも立ち寄ったが、残念ながら私が入る予定にはなっていない。
岩場には黒鯛が生息しており、北の岬の釣り場には本土から釣り人が来る。私も一度その闇夜にやる黒鯛釣りに参加したことがあるが一匹もつれなかった。
棚田のあるこの風景はつぎの絵のテーマです。
岸恵子に憧れ、東京に出るとまず「君の名は」で有名な数寄屋橋のほとりで友達と記念写真を撮ったことを思い出す。
小佐渡の里山の田んぼの近くに住む知人は「最近はいつでも朱鷺がくるよ」というが、北の大佐渡にある実家の近くはあまり見かけないという。写真は朱鷺センターで。
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