
平和の鐘
平和公園ではかって「原爆の子の像」をスケッチしたことがあるが、この日はさだ子と折鶴をテーマにしたその像の前は子供たちをふくめ大勢の人でスケッチなど無理だった。
この「平和の鐘」のまわりにもこの絵の数倍の人が集まっていた。
10年ぶりの平和公園の印象は外国の方が多いことであったが、鐘をつこうと待っているひとに外人が多かった。
広島市内には「原爆の絵碑」が1号から9号まである。
原画の数では37枚になるようであるが、いずれも被爆者が被爆の悲惨な記憶と平和への願いを込めて描いたものである。
それらの「絵碑」は原爆の語り部になっている。私のスケッチには悲惨さなどないが、平和への願いは込めつつ描いたつもりである。
灯籠流し
原爆の日の夜、夜空に浮かび上がった原爆ドームと元安川での灯籠流し。
遺族はじめ大勢の平和を願う人達によって流された灯籠は折からの上げ潮のためなかなか下流に流れない。
原爆ドームのまわりから離れようとしない灯籠ーー。
それは久しぶりに会った家族や仲間と離れたくない、あの日、そしてその後亡くなった被爆者の無念さにちがいないと思えた。
前回のスケッチにある飾り付けた船。
<今回の広島訪問、「虹のひろば」のことなどは共同ブログ「コラボ・コープOB」 (http://collabo70.blog60.fc2.com/)に感想文を「嘉璋」の名前でのせています。関心があれば覗いてください>
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