川に掛かる橋の欄干にジャコウアゲハの蛹が何個か付いていた。
ここまでは至って普通なのだが、次のを光景見て思わず口が開いたままになった。

欄干の謎の窪みを覗いてみると、そこには大量の前蛹と蛹がぶら下がっていた。全部で20個以上はあっただろうか。
これだけ集中していると少し心配になるが、これ程一ヶ所に蛹が付いていたのは初めてみた。
1つ糸が切れかけていた蛹が有ったので、持ち帰って手作りの羽化場に安置した。少し傷があるような気もするが、無事に羽化してくれるだろうか。

色々と気になってしまったので、周辺のウマノスズクサを探してみるも見当たらない。代わりに、彷徨っている幼虫を発見。
田んぼの畦に生えるススキにいた。周りに木や人工物がないので、わざわざ田んぼから道を跨いだ場所で蛹化せざるを得ないようだ。
多摩川の個体群と比べると、かなり面倒な環境で存続している。頑張れ、ジャコウくん。
