翡翠庵閑話

野鳥が好きな、閑人の独り言と日常の見聞録。少し遅れてUPする場合が多いですが、内容と日付は、合うようにしています。

木梨憲武展 Timing - 瞬間の光り - (松坂屋美術館)

2019年10月15日 | 美術(その他展覧会含む)

 行くまでは想像がつきませんでしたが、ちょっと面白い展覧会へ行ってきました。9月20日に行きましたが、10月15日にもう一度見たくなって再度行ってきました。明るい色彩と、判りやすい形がもう一度見たくなった理由?です。

 芸能界で有名な人ですがこんな才能もお持ちだとは全く知りませんでした。見ているうちに、目に付くものに着想し作品に仕上げていく、類まれな才能の持ち主だと感心しました。

 写真もOKでしたので、幾つか撮らさせてもらいました。(写真は9月20日のものと10月15日のものが混在しています。)

 最初のところにあった「感謝」と題する作品。額縁もキャンバスの一部になっていて、もうここからちょっと異色の展覧会を予感させます。

「菜の花」 黄色が新鮮で、春を感じさせます。

 不思議な曲線を円と四角の中に閉じ込めた作品は何かなと思わせます。

 円の中に描かれた繊細な曲線。右の円の部分拡大は下のように女性?のようです。

 これは描いたと言うよりは、木片から切り抜いた手?を貼り付けたもの。右(スマホでは下)は中央部分拡大。千手観音がモチーフでしょうか?

  

 ↑ ↓ 「セーヌ川」 スケッチと彩色したものと2点が並んでいました。

 「セーヌ川」はかなり大きな作品でした。

 「鳥のうた」?だったと思います。習作を重ねて作品を作っていく姿勢がわかります。

 繊細な作品を熱心に見ている人がほとんどです。

 「タージマハル」ですが、少し色が入っており、違った建物に見えます。光の加減によってはこう見えるのかも?

 これは名古屋の人が見ればすぐわかる絵。それもサインの日付と描かれた用紙に印刷されたホテルの名前から、画いた場所などもわかってしまうと言うシロモノ。恐らくこの展覧会の展示がうまくいっているかチェックに来て宿泊して、翌日目覚めた時に目にした眺めでしょう。

 ↑ ↓ 作品名失念。上がほぼ全体、下はその部分。何から作ったか良くわかります。

 「窓」 3分割されていて、パンフとは並べ方が違います。気分によって?変えることが出来る作品のようです。

 富士山シリーズの一部。かなり力強いインパクトを感じます。

 ↓ 「Ouchi 窓」という作品だったとおもいますが、立体的なOuchiを貼り付けてありますのでキャンバスの下には影が出来ております。

 「フェアリーズ」というシリーズの作品。ダンボールを切り抜いて作った妖精?がいっぱい集まっています。

 細かい切り抜きを沢山集めた大きな作品に皆さん圧倒されて眺めています。

 ↓ これはどこかで見たことがあるような作品。「LOVE」と命名されていました。

 ↓ 出口近くにあった作品。なんとなく、彼からの観覧お礼の最後の挨拶?を感じさせました。

 会場外の某所にあった絵。先ほど見た絵はどこかで見たことがあると直感しましたが、これが頭の隅に残っていたようです。この絵(リトグラフ?)署名などわかりませんので、関係は謎のままです。