松尾画伯は院展の同人、平成24年の文化勲章受章者です。平成26年に亡くなられて初めての回顧展でしたが、この日は同氏の長女・松尾由佳さん(ピアノ)と次女・松尾麻里さん(フルート)によるトークとコンサートがあり多くの参加者がありました。長崎出身の画伯による長崎の夜景を画いた大作の前でのコンサートは良かったです。
若い頃はちょっと冒険したような作品もありましたが、全体に落ち着いた色調の、これぞ日本画という作品ばかりでした。花を画いたものが有名ですが、鳥もお好きだったようで、鳥を題材にしたものもいくつかありました。
絶筆となった「玄皎想」(2015年)は撮影許可がありましたので、撮らさせてもらいました。