司馬遼太郎さんの街道をゆくシリーズ
これも録画しているのですが、なかなか見る時間がありません。
本日、「オホーツク街道」を見ました。
本で読むのも味わい深いと思いますが、映像で見るのは、また格別。
オホーツク人という、アイヌ人とは違う先住民族のことを知りました。
モヨロ貝塚・・・網走郷土博物館にある土器には、水鳥の模様が付いている。
考古学が好きな床屋さん、米村喜男衛さんの地道な民間人調査は、
昭和22年から始まったという。
その発掘調査研究は、まさに、シュリーマンに匹敵すると、司馬さんは言う。
考古学者たちも協力して、いまも、東京大学の研究チームが発掘を進めているという。
米村さんは昭和56年、89歳で亡くなったが、過去という荘厳を見せてくれた。
オホーツク人の発見者です。
流氷は、豊饒な海を創る。
オホーツク海は、豊かな大きな湖ともいえるらしい。
冬に氷が張ると、中国大陸と地続きになり、雪ぞりでの往来があった。
山河を住みかとするアイヌの人たちと、
海岸を住みかとするオホーツク人とは、住み分けをしていたが、
イヨマンテ(熊祭り)の共通点もあるとか。
いつ、どうして、歴史から消えてしまったのか。
謎です。
空に伸びる木々 (eriさんからお借りしました)
冬の空へまっすぐに。