教会では、お説教の前に、子どものお話をしてくださることがあります。
大きい教会では、牧師ではなく、信徒が子どものためのお話をなさいます。
今日は、東京の教会の礼拝をライブで見ました。
子どものお話は、若いお母さんのSさん。
最初に空の写真をスクリーンに映し出して
これはなにかわかりますか?と。
ヨーロッパでは、「天使のはしご」
日本では、「後光(ごこう)」
宮澤賢治は「光のパイプオルガン」
貧しくて音楽を学ぶ道へ行けない生徒に送った「告別」の詩
********宮澤賢治「告別」の最後のところ********
もしも楽器がなかったら
いゝかおまへはおれの弟子なのだ
ちからのかぎり
そらいっぱいの
光でできたパイプオルガンを弾くがいゝ
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この東京の教会のパイプオルガンは、いまメンテナンス中で、奏楽ができない。
ピアノと小さいオルガンの奏楽でした。
私は、前に書いた、サンシティホールのパイプオルガンのことを
悲しい気持ちで思い出しました。メンテナンスが困難で、売りに出されてしまった。
いまは、ハノイのカトリック教会にいるあのパイプオルガンを。
宮澤賢治さんが、光のパイプオルガンと詩に歌っておられたとは
恥ずかしながら、知りませんでした。
これから、空に天使のはしごを見たら、光のパイプオルガンと呼びたい。
天使のはしご 光のパイプオルガン (無料画像をお借りしました)
光のパイプオルガン (よしみさんからお借りしました)
いまは亡きよしみさんも、天使のはしごを撮っておられました。
ときどき、この光を雲の合間から見ることが出来ます。
そんな時は、虹を見たときと同じくらい、幸せな気持ちになります。
天とつながっているような。
空から、神さまの慈愛いが降りそそいでくるような。