風と光と大地の詩

気まぐれ日記と日々のつぶやき

御茶ノ水界隈を歩く

2019年06月01日 | 旅行

 

  学生時代にうろついた御茶ノ水、駿河台、神保町界隈を久しぶりに歩く。明治大学がすごいビルになったのは知っていたが、あたり一帯が大手町か丸ノ内かといった雰囲気になって、喧騒と乱雑と人ごみにあふれた◯十年前の学生街とはまるで違う。かつてと同じように御茶ノ水橋から神田川と聖橋を眺め、一大産業となった某予備校の前を通り過ぎ、文化学院や山の上ホテルのあるあたりから坂を下りて錦華公園にたたずみ、昔とあまり変わらない古本屋に立ち寄り、行き交う人々の若々しさに改めて驚かされる。時代が変わったこと、年を取ったことをしみじみ感じさせられる。


  ニコライ堂ーロシアの文明は、かつての日本人にとって西洋なるものの象徴だったに違いない。


  日本野球発祥の地は、東京大学予備門のあった地で、ベースボールを野球と訳したのはたしか正岡子規だったか。


  「平和の使い  新島襄」という上毛かるたでグンマーには馴染みの新島襄の生誕の地は、安中藩の江戸屋敷だった。(こころの灯台)内村鑑三も、(誇る文豪)田山花袋も、生まれたのは江戸屋敷だった。譜代、佐幕藩の士族出身であること、当時の先端の(西洋の)教育を受けたこと、みやこで育ったことという共通点は何を物語っているだろうか。