木工屋CAN(俗楽坊勘介)

福岡赤村
草木染木工CAN工房
JAZZカフェ 風の杜(水休)
0947-62-3277
焚き火と外飯

狸の恩返し???

2010-11-14 21:41:45 | Weblog
開店前、ランチの仕込をしていたら裏口のドアが開いた。
近所のおじさんが自然薯を持ってたっていた。
「これ、食いない」と自然薯を差し出す。
このおじさんとは村のクリーンアップキャンペーンで会うくらいだ。
「おはよう、どうしたん、この山芋」
「今、掘ってきたったい、要らんとか」
「要る、要る、ありがとう、いただきます」
ここで会話が途切れた。
おじさんはキッチンの外にまだ立っている。
オイラにピ~ンとくるものがあった。
「おいちゃん歩いてきたとやろ」
「すぐそこやないか、歩いてきたくさ」
「喉かわいたやろ、ビール飲むかい」
「飲む」
ビールを渡すとブロックに座って美味しそうに飲んでいる。
もう一本ビールを持ってきて「ここに置いとくばい」
仕込みの途中なのでゆっくり相手もできない。
貰い物の丸天が2枚あったのであぶる。
丸天を切って、刻んだ葱をふり、醤油をかけておじさんに持っていく
もう、2本目を飲み終えていた。
3本目のビールおじさんに渡す。
「ありがとう、もうこれでいいばい」
5分くらいして様子を見るともういなかった。
3つの空き缶と丸天を入れていた皿があるのみ。
な~んか狐につままれたようだ(実は狸だったのだが)
「こいつは朝から縁起がいいやぁ」
自然薯が食いたいと思っていたところだったのだ。
おじさんの顔を思い浮かべた、狸とだぶった。
おじさんは誰かに似ているなぁとさっきから考えていた、
おじさんは狸顔だった、早速の恩返しか?
律儀な狸もおるもんだとひとり感心しまくった。
オイラも恩知らずにならぬように日々気をつけねば、、、。
今日も絶好調のオイラであった、、、、。
今晩は自然薯でいっぱいやりますかねぇ。
(自宅の奥さんにあげよう~)