橿原考古学研究所付属博物館で『甲冑ー古墳時代の武威と技術』展拝見。
今年は末永雅雄の「日本上代の甲冑」が刊行されて90年だそうで、
昭和2年奈良市の円照寺墓山1号墳から発掘された古代甲冑の整理が末永さんの手で終わった。その後の甲冑研究の起点だそうですね。
展示はマニアックです。弥生時代から甲冑が必要になってくるんですね。甲冑の形になっているよりバラバラ破片を組み合わせの復元が重要なんでしょうね。第2章では黒塚古墳の資料も。
プロローグ ここに始まる-円照寺墓山1号墳出土甲冑ー
第1章 木製の甲
第2章 鉄製甲冑の出現-前期の甲冑
第3章 中期型甲冑の成立と展開
第4章 武装の変革ー珪甲の出現
第5章 藤の木古墳の時代の甲冑
第6章 大和出土の甲冑
第7章 末永雅雄のエピローグエピローグ
入場料900円 図録1000円
12月1日まで。