奈良博三昧「東大寺開田図 越中国砺波郡石粟村官施入田図 」
紙本 楮紙 墨書 淡彩 掛幅
奈良時代 8世紀 天平宝字3年(759)
奈良時代 8世紀 天平宝字3年(759)
正倉院(奈良)伝来
越中国砺波郡石粟村官施入田図 天平宝字三年十一月
奈良麻呂地の記述あり。もとは同年7月の謀反事件によって捕えられ獄死した橘奈良麻呂の土地であった。
展示キャプションから「現在の富山県南西部にあった東大寺の田地を表す図。条理の土地区画を碁盤目状に描き、開墾された田のある区画にはその面積を、未開墾の地には「野」と記す。朱印「越中国印」が所々に捺される」
奈良博収蔵品データーベースから「越中国砺波郡(現在の富山県南西部)にあった東大寺領荘園の図。天平宝字3年(759)11月14日の作成。石粟村は、天平宝字元年12月の勅により東大寺に施入されたもので、もとは同年7月の謀反事件によって捕えられ獄死した橘奈良麻呂の土地であった。条里図は縦19列、横12行におよぶ広範囲を描くが、図の左端に水路を示す二条の墨線を引くほかには現地の地形を表すような描写はみられない。
(野尻忠) 」
(野尻忠) 」
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