窯元日記復活

奈良博三昧「重文 親鸞聖人像」

奈良博三昧「重文 親鸞聖人像」
1幅
絹本 著色 掛幅 描表具
本紙縦120.2 横81.1 描表具縦148.8 横86.2

鎌倉時代 13~14世紀

会場のキャプションでは・・鎌倉時代~南北朝時代 14世紀となっている。
熊皮御影。


 奈良博収蔵品データーベースから
伝 来銘 文
常福寺(京都)旧蔵
賛文「行者宿報設女犯/我成玉女身被犯/一生之間能莊嚴/臨終引導生極楽」、箱蓋裏朱漆書「伏見 常福寺」、背面貼付題箋墨書「□〔字数不明〕房御影 【四句文尊口親王/絵 浄賀法橋】」
「浄土真宗の開祖、親鸞(一一七三~一二六二)の肖像で、黒い獣皮の敷物を表徴として、「熊皮御影」と通称されている。顔立ちは、似絵で有名な藤原信実の息、専阿弥陀仏の手になる寿像として知られる、いわゆる「鏡御影」(西本願寺)などと基本的に似ているが、外側へ跳ね上がる形を強調した眉に特徴を示し、親鸞像の形式化が進んだ時期の作と考えられる。表装背面貼付の題箋に、四句文(図上部色紙形の賛詩)の筆者は「□(尊)□親王」(青蓮院門跡で能書として知られる尊円親王と思われる)、絵は浄賀法橋と記されているが、根拠は明らかでない。浄賀(一二七五~一三六五)は信濃康楽寺二世で、親鸞聖人伝絵を初めて描いた絵師とされ、以後形成された画系を康楽寺派と称し、主に浄土真宗の絵画製作に携わった。なお、図の周囲の黒地に円文と雲文と配した表装は、図と連続する絹に描かれており、当初のものである。

(中島博)
女性と仏教 いのりとほほえみ, 2003, p.238 」
https://www.narahaku.go.jp/collection/654-0.html


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