口臭治療の患者さんの特徴
雑誌やラジオ出演で大勢の口臭で悩んでいる患者さんがたくさん来院されました。しかし、多くの患者さんは実は口臭は強くなかったです。
口臭を気にすることは悪いことではありませんが、気にし過ぎても問題があります。
実は口臭は相手があって初めて成立するのです。
もし、あなたが相手より口臭が強ければ相手があなたの口臭を感じるでしょう!逆に相手があなたより口臭が強ければあなたが相手の口臭を感じるでしょう!
口臭とはそう言うものなのです。
口臭の全く無い人はいないでしょう!
しかし、本当に治療しなければならない方は自分が口臭があることを知らないのがほとんどなのです。
以前、初診の患者さんが来院し、診療室に入ってきました。私は別の患者さんの治療中でした。
その時、マスクをしておりますが、何だろうこの匂いは?と異様な匂いを感じました。そして、その初診の患者のところへ行くと患者さんの口臭だったのです。
患者さんは二十代の女性で銀行の行員でした。歯周病がひどく、歯周病による口臭のようでした。
そこで歯周病のブラッシング指導をして担当衛生士が口臭の話をしたら、失礼な!と怒り、帰ってしまいました。彼女はご自身が口臭があることを認識していなかったのです。
そうなのです!自分の口臭が強いと自分の臭いで麻痺して口臭が全くわからないのです!
まだ自分の口臭が自分でわかる程度でしたら、大したことはない程度ですのでご安心ください!