「むし歯」が増える!
昨日、小学校の検診に行ってきました。
昨年までほとんど「むし歯」が無かったのが、今年は一年生が信じられない数の「むし歯」保有者がいるのです。
元々、私が校医に着任した時は「むし歯罹患率」が全国平均の30倍ほどありました。
そこで、これは何とかしなければ!と思い、予防活動をしてきました。
先ずは保護者を集め、徹底した食事に関する知識を得ていただきました。
しかし、小学校だけではダメで、保育園さらに3歳児、1歳半児の検診時にも基本的な指導をさせていただきました。
過去にそれに高じて妊産婦さんにも勉強会を催させていただきました。
そんなこともあり、どんどん「むし歯」は減り、ほとんど「むし歯罹患率」は全国平均の十分の一以下になりました。
ところが、私の1歳半と3歳児検診が外されてしまったのです!
後任の先生には、ただの検診だけでなく、食生活の指導をやっていただくようお願いはしておいたのですが、不安に思っておりました。
今回、1年生だけが信じられないほどお口の中がきたないのです!(極端に違うのです!)
本当に困りました!
まだまだ、我が国では「むし歯予防」にブラッシングが重要とされておりますので、世界とは掛け離れております。
いかに食事が大切か?を早く認識して欲しいものです。元々、食生活の変化から発症した生活習慣病であることを理解して欲しいです。
今回、ドックベストセメント執筆に際し、ストレスも重要な要因であることも改めて勉強させられました。
これらを考えるとなぜ?我が国の歯科大学には「カリオロジー:むし歯学」という学問がないのか?不思議に思います。
本当に歯科医でありながら、「むし歯」とは?知らないのです!
日本の歯科教育が間違っていると思わざるを得ないのです!(かつては「むし歯」が多くて、その必要がなかったのでしょう!)
これからの時代は予防の時代です。
ぜひ、ドックベストセメントが普及することを願いいます!
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます