ピンクのソリを担いで、サンドスキー場に後からかけつけた私。すると向こうから娘を肩車した院長がお出迎え。あら、わざわざご丁寧に・・・と思いきや、険しいお顔の院長。確かにこの石段の傾斜はきついけど。んならわざわざ上ってこなくてもいいの「俺やらない。」に、ってえ~っ!なんでよぉ!いまさら!!腹立つ気持ちを抑え、アタシ一人で楽しんでやる、と靴をぬぎ捨て、砂山をかけ上り・・・。30秒で彼の気持ちが分かりました。暑いし、熱いし、上れない。山半ばでソリに乗っても、ほとんど滑らない。アタシの夢が・・・。ペンションのオーナーが出がけに漏らした言葉が急に思い出された。「あそこはたぶん30分もいれば充分ですよ。」30分ももちませんでした。そのあと3人は足早にそこを立ち去りました。空しさいっぱいの帰り道。行きはヨイヨイ、帰りはコワイ・・・。