荻窪鮫

元ハングマン。下町で隠遁暮らしのオジサンが躁鬱病になりました。
それでも、望みはミニマリストになる事です。

ルイ・ヴィトンの巻、むたび。

2016年06月09日 | 愚か者の街に紳士の佇まいを




2016年4月23日から開催されている『空へ、海へ、彼方へーー旅するルイ・ヴィトン展』に行って参りました。

今昔のルイ・ヴィトン製トランク等が展示されているエキシビションです。

元々、僕は結構なルイ・ヴィトンのファン。

いつもは松屋銀座のルイ・ヴィトンで買い求めております。

勿論、僕担当のスタッフさんもいます。

あ~、自慢になっちゃうけど、何も買わなくてもシャンパンが出て来る事もあります。

(いつもじゃないけど…)

そんなこんなで、ルイ・ヴィトンとの付き合いは古い訳です。

今回のエキシビション開催の件も、担当のスタッフさんから聞いてはおりました。

が、あんまし興味が無いし、めんどいので『ふ~ん…』ってスルーしておったのです。

ところがこのエキシビション、6月19日迄と聞き、俄然観に行く気に。

まずは自宅近所である、銀座・松屋のルイ・ヴィトンに行き、スタッフさんに『エキシビションに行きたい』という旨を話しました。

そしたら

『お店の前(銀座・中央通り)からシャトルバスが出てますので、ソレに乗って下さい』

と言われ、その通りに。

おまけにスタッフさんは

『混んでいるといけないから』

という理由でファストパスカードをくれました。



う~ん、優越感。

数百万円をルイ・ヴィトンに投下して来て、ホントに良かった。

んで、シャトルバスにゆ・れ・て湘南…ではなく紀尾井町の会場に。









地図を見た時は

『こんなトコに会場になる様な建造物はあったっけ?』

なんて思っておりましたが、なんと、わざわざエキシビション会場を作っちゃたんですねぇ。

凄ぇ…。

やっぱ、お金かけてますなぁ。

いざ、突撃ヒューマン



…とはいえ平日。

入場に行列が出来ているなんて事はありませんでした。

畜生。折角、ファストパスの威力を庶民に見せ付けようと思ったのに。

さて、会場内は写真撮影OK。

皆さんバシャバシャ写メを撮りまくっておりますが、僕はそういう下品な事はしませんので、サクサクと歩を進めます。

とはいえ、気になるモノは気になる…。

結局10ショット位、撮っちゃいました。

オレは下品だ…。



それでは、僕が気になった展示を紹介します

昔はシトロエンの看板車で商品を納品したそうです。




カトラリーセット。先日、9,800円でピクニックセットを購入したばかりなのですが、…次元が違い過ぎる。




村上隆との相乗り仕事。




ニッポン仕様。お茶がすぐたてられます。ホントこういう【キチっと感】にヤられます。


板垣退助がフランスから帰国する際、書物を格納する為に発注したトランク。なんでも板垣退助は、ルイ・ヴィトンの顧客でニッポン人初だそう。


お金持ちだから有名人になれた白洲次郎も、重要顧客だった様です。


ちょっと感動したのが、畳の縁。モノグラム




いや~、ルイ・ヴィトンのトランクを堪能しました。

こういった歴史を目の当たりにすると、アジアの片隅のポン人がルイ・ヴィトンなんて買っちゃって良いのかな、なんて思いますよ。

ルイ・ヴィトンの長財布を尻ポケットに突っ込んでる田舎モンなんぞ、下の下の下。



さぁ、【コトヴィル】をいつ買おうかな~。



『伝統が創造されるというのは、それが形を変化するということである。伝統を創り得るものはまた伝統を毀し得るものでなければならぬ』三木清(ニッポンの哲学者・1897~1945)

過去の記事。
ルイ・ヴィトンの巻。
ルイ・ヴィトンの巻、ふたたび。
ルイ・ヴィトンの巻、みたび。
ルイ・ヴィトンの巻、よたび。
ルイ・ヴィトンの巻、いつたび。
ある信州大立者の死の巻。
白洲次郎の巻。
カワイイの巻。

エキシビションで頂いたポスター。早速、貼ってみました。

夜遊びの巻。

2016年06月08日 | 妥協なき生活に極上の飲食を




引越ししたせいなのか、彼女が週4~5日位来訪するせいなのか、すっかり夜遊びをしなくなりました。

勿論、彼女来訪の際は、ふたりでお酒を飲みに出ます。

でもまぁ、せいぜい1軒程度。

ふたりで夜遊び、って感じはありません。



いきなり生活サイクルが変わるって事は、あるものなのでしょうか。

ひょっとしたら引越しした事によって、それ迄『やめたい、やめたい』と潜在的に思っていた夜遊びを、具体的にリセット出来ちゃったのかも。

ラウンジ・オーセンティックバー・ガールズバー・オカマバーetc…。

週に3~4日、一日当たり3~6軒…。

よくお金がもったもんだ。

あ、あと身体も。



この生活サイクルになって、まだ1ヶ月半。

飲み仲間やおねぇちゃん達に会えないのは少々寂しいですが、もうちょびっと夜遊びを控えるのは続けたい、と思う次第でございます。

通帳残高も怖くなって来ましたしね。



『シンデレラは夜遊びをしたから幸せになれたんだよ』そのまんま東(ニッポンのタレント・1957~)

過去の記事。
お酒の巻。
お酒の巻、ふたたび。
お酒の巻、みたび。
お酒の巻、よたび。
お酒の巻、いつたび。
健康の巻。
健康の巻、ふたたび。
健康の巻、みたび。
健康の巻、よたび。
節約の巻。
節約の巻、ふたたび。
節約の巻、みたび。
節約の巻、よたび。
節約の巻、いつたび。
節約の巻、むたび。
ガールズバーの巻。
オカマバーの巻。

尾木直樹の巻、ふたたび。

2016年06月07日 | 聖なるブログに名も無きカテゴリを




北海道で行方不明になっちゃった男児が、無事発見されました。

父親が“しつけ”と称し山林に置き去りにしたらいなくなった、と。

これに対し、尾木ママとかいう気持ちの悪いオッサンが、ま~たしょうもない事をヌかしました。

この事件、父親ないし両親が男児蒸発に別な形で関与しているのではないか。

つまり狂言ではないか…、父親ないし両親が男児を手に掛けたのではないか…。

しょうもない仮説ですが、まぁ飲み屋の会話内であれば無い事は無いネタでしょう。

しかしながら、そこそこテレビに出ちゃ、くっちゃべってお金を貰っている“評論家”様なのですから、発言は慎重にならなくてはならない。

ところが、この尾木ママとかいう気持ちの悪いオッサンは

『確かにツイッターにアップした文章だが、故意につなぎ合わせて悪意ある文章にされた』

と言い訳する始末。



ひとつ言いたいのは、この尾木ママとかいう気持ちの悪いオッサンはSNSに向いていないのではないでしょうか。

そもそも、文章や発言でお金を貰っているんだから、SNSなんぞで駄文を無料で垂れ流す、という行為は『ただ働き』と思っちゃうんですよね。

まぁ、喋りたがりってだけですね。



なぜ、この気持ちの悪いオッサンが起用されるのか、全く理解出来ません。

ゲイでも無ぇのにオネェ言葉を使って、薄い笑いを取ろうとするあざとさ、胡散臭いヒューマニズム、チビ&エラが張った顔デカという異形…。

容姿も言動も全てがムカつき、イラつきます。

コイツも舛添も清原もい痴かわAV蔵も、この世から消えて下さい。

害悪は全て消えて下さい。

お願いします。



『自分には悪いことはできない、なんていい気になっていると、悪人以上に害悪をまきちらすかもしれないよ』岡本太郎(ニッポンの芸術家・1911~1996)

過去の記事。
尾木直樹の巻。
嫌いな男性タレントの巻。

帽子の巻。

2016年06月06日 | 愚か者の街に紳士の佇まいを




『洋服を100日間買わない』と決め、2ヶ月が経ちました。

いちおう、何とか守れております。

が…、和服は買っちゃいました。

そして、今回は帽子をつい…。

パナマっぽいヤツです。



僕は頭がデカいし、形も著しく悪い。

おまけに長髪なので、ボルサリーノ型が似合わないと思ってました。

ところが、先日『お世辞抜きでホントに言うけど、帽子似合うよ』と言われたのです。

さすがに、これには自信が付きました。



今回、帽子を購入したのも、あく迄和服に合わせる為。

2,700円なのですが、思った程安っぽくも無いし、楽しい夏が迎えられそうです。



『トップとシャッポは軽いほどよい。上等な帽子はかぶっていることを意識させないものです』嶋田卓弥(ニッポンの実業家・1901~1983)



過去の記事。
物欲の巻、ななたび。
和服の巻。
和服の巻、ふたたび。
和服の巻、みたび。
和服の巻、よたび。
和服の巻、いつたび。
和服の巻、むたび。
和服の巻、ななたび。




東武ワールドスクウェアの巻。

2016年06月03日 | 無聊な生活にさすらいの旅を




*今回は、2012年に別んトコで書いていたブログに加筆・修正したモノをお送りします。



今月45歳になる僕と、今年54歳になるオジサンとふたりで日光に行って来ました。

現代の弥次喜多珍道中であります。

また、ふたりが三流タレントであればテレ東系『いい旅夢気分』みたいです。

ちなみにこのオジサンふたり旅は、これが第3弾。

第1弾は相模原、第2弾は伊豆・畑毛温泉でした。次回、第4弾はパリということになっておりますが、さて…。

さすが世界遺産を擁する日光ですので、あちらこちらにテーマパークがあります。

その中のひとつ、東武ワールドスクウェアに行くことにしました。

詳細はHPをご覧下さい。



それでは、撮ってきた画像と本物を比べてみたいと思います。

撮影の際はなるべく『低く低く』撮るようにしました。

小津安二郎の撮影技法と同じであります。

実際の見学ルートとは異なりますが、

行ってみよ!



まずは1813年に発見されたアブ・シンベル神殿。

ミニチュアは↓


んで、本物は↓




お次はスペイン・グエル公園です。22年前に行きました。

ミニチュア↓


んで、本物は↓


ちなみに22年前の僕↓




お次はカトリック教会の総本山、サン・ピエトロ大聖堂。

ミニチュア↓


んで、本物は↓




お次は世界でもっとも美しい霊廟とよばれるタージ・マハル。

ミニチュア↓


んで、本物は↓




お次は元は霊巌寺、現在は石仏寺と呼ばれる雲崗石窟。

ミニチュア↓


んで、本物は↓




お次は日本三景、広島・厳島神社。

ミニチュア↓


んで、本物は↓




お次は無能集団の桃源郷・国会議事堂。

ミニチュア↓


んで、本物の無能集団の桃源郷は↓




お次は姓は丹下、名は健三が設計の国立代々木競技場。

ミニチュア↓


んで、本物は↓




お次はニッポンでいちばん有名な2×4建築・札幌市時計台。

ミニチュア↓


んで、本物は↓




お次は“今年の漢字”でお馴染み、京都・清水寺。

ミニチュア↓


んで、本物は↓




お次は【千と千尋の神隠し】に登場する【油屋】のモデルとなった道後温泉。

ミニチュア↓


んで、本物は↓




お次は焼けちゃったソウル・南大門。

ミニチュア↓


んで、本物は↓




ラスト。創建年はなんと1052年、平等院鳳凰堂。

ミニチュア↓


んで、本物は↓




いやぁ、実に面白かった。

もっと涼しければ最高でした。



*こちらの展示は全て1/25。

ですので、それぞれの名所のスケール感が良~く分かるんですな。

いかにニッポンの名所がショボいかも良~く分かります。




『尊いものは 遺産ではなくて そのために流された 先人の汗である』相田みつを(ニッポンの詩人・1924~1991)

不倫の巻、みたび。

2016年06月02日 | 偽りの人生に優れたエンターテイメントを




『(不倫を終わらす)解決法は二つしかないんだ。妻を殺すか、あの女を殺す。その他…あ、そうか、第三の道があった。自分を殺すんだ。そう、自殺だ。そうすれば二人を殺す必要もない』レフ・トルストイ(ロシアの小説家/思想家・1828~1910)



【金曜ナイトドラマ 不機嫌な果実】が、なかなか好調だとか。



実際に観ておりますが、これが結構面白い。

原作が林“デブスババア三重苦”真理子なので、ホントは観たくは無いのですが…。

内容は【不倫しまくるオンナたち】、ただただそれだけ。

あ、オトコもか。

それにしても、ベッキーさんがあれ程バッシングを受けたのに、フィクションでは不倫ネタが好調なのですから、世の中は実に面白い。

なんだかんだキレイ事を言ったって、手前ェの配偶者ひとりで満足しているヤツァそういるわけありません。

亭主も女房もね。



僕も経験者ですが、必須条件は『お互い本気にならない事』。

このパワーバランスが崩れると、ヤバい事が待っています。

とにもかくにも、不倫は慎重にね。



『もちろん知っていると思うけど、不倫を決してしなかったタスマニア人は、絶滅したからね』ウィリアム・サマセット・モーム(英国の小説家・1874~1965)



過去の記事。
不倫の巻。
不倫の巻、ふたたび。
デブの巻。
ブスの巻。
ブスの巻、ふたたび。
ババアの巻。
ババアの巻、ふたたび。
ババアの巻、みたび。
ババアの巻、よたび。
ババアの巻、いつたび。
ババアの巻、むたび。
ババアの巻、ななたび。

トリニダードチェアの巻。

2016年06月01日 | 華麗な生活に極めたシンプルを




マンションのゴミ捨て場で、モノ凄ぇ椅子を2脚も拾っちゃいました。



その名は【トリニダードチェア】。

デンマークのフレデリシア社というトコで販売されているモノです。



『椅子なんて何でもおんなじ』なんて言う、インテリアと無縁なヤツには分からないでしょうが、結構有名な椅子。

何と言っても特筆すべきは、その形状の美しさです。

孔雀が羽ばたいた様な円形の背座に、リズミカルに入るスリット…。

実に美しい。

又、かけ心地が良いんだ。

背中がスッポリと包み込まれる快感は、座ったヒトしか分かりません。

実に素晴らしい。

デザイナーは、2005年に他界されたナナ・ディッツェルという女性。



それ迄、女性デンマーク人家具デザイナーで最も有名だったのは、このヒトでありましょう。

たしか2002年のお話です。

僕がデンマーク・コペンハーゲンのカフェでお茶を飲んでいたところ、すぐ後ろのテーブルにナナさんがいたんですな。

一緒に写真を撮らせて貰おうと、アクションを起こしたのですが、連れの上司に止められたのが痛恨の極みでした。

糞上司めぇ…。でんがなまんがな関西弁の、嫌味で神経質なオッサンでした。



このトリニダードチェア、背座ビーチ材で76,680円。

他の樹種となりますと、89,640円というお値段となります。

『椅子なんて何でもおんなじ』なんて言う、インテリアと無縁なヤツには法外なお値段でしょう。

ニトリなんぞで椅子買ってるヤツには、目ん玉飛び出るお値段でしょう。

でも、椅子のお値段なんてそんなモンです。

上質な生活を送るには上質なモノを。

当り前の事であります。

しかしながら、当り前の事を分かってないのが、ニッポン人。

ニッポン人はファッションとクルマにしか価値を見出せない、貧しい民族ですから仕方ありませんけど。

それにしても、さすが銀座のマンション。

高価な椅子が無造作に捨ててあるもんであります。



世界的に有名な家具デザイナーで、安積伸というニッポン人がいます。

【LEM】という、これ又世界的に有名なカウンターチェアをデザインしたヒトです。



この安積氏、上述のフレデリシア社から【NARA】という作品を発表しておるのですが、

『最も好きな椅子は、ナナ・ディッツェルがデザインしたトリニダードチェア』

と、とあるパーティで言っていました。

最も好きな椅子と同じメーカーから、自身の作品を発表する…デザイナー冥利に尽きるでしょう。



さて、トリニダードチェア2脚、売ったらいくらになるかなぁ…。



『アーティストと工業デザイナーは全然違う。工業デザイナーが作るのは、「売らんがためのデザイン」ではなくて「使うためのデザイン」。「良い」ではなくて「正しい」デザイン』水戸岡鋭治(ニッポンの工業デザイナー・1947~)



過去の記事。
インテリアの巻。
インテリアの巻、ふたたび。
インテリアの巻、みたび。
インテリアの巻、よたび。
インテリアの巻、いつたび。
銀座の巻。
銀座の巻、ふたたび。