The Notebook Of Things I Don’t Know About

日々遭遇した出来事について、あれこれ考え、想像してみる。
ユーモアを添えて...。

リバタリアン宣言

2007年07月22日 21時26分29秒 | 
①リバタリアン宣言 (朝日新書 32) (新書)
 蔵 研也 (著)


 リバタリアニズム。ちょっと前にTVで小耳にしたので手にしてみた。一気に通読したのだけれども、なんか文章も主張も硬いというか、この考え方を率先した人物自体、もし僕の周りにいたとしても何かその人って、生物的な生き生きした感じが感じられず、結構ギスギスした雰囲気というか居心地の悪い人じゃないという感情をもった。(そういう感じの人っていない?)バランスが取れていないというか...。

 生物界は〝利他主義〟か〝利己主義〟なのか? 人間界はどっちがより良い選択なのか?リチャード・ドーキンスは著書の中でこう述べた。

『遺伝子の目的は、自分のコピーを如何にして多作り出すかということである。バクテリアや植物、多細胞生物にいたるまで、それらは全て遺伝子を次世代へと伝えるための一時的な乗り物(ヴィークル)に過ぎない。だから、動物などにたまに見られる、一見、利他的な行動は、実際には自分の遺伝子をより残すための一戦略に過ぎないのだ。』

 ドーキンスはこの概念を用いて、一見、利他的な動物の行動を鮮やかに解明して見せる。生物界において、実際の行動においては利他的な行動が、種の遺伝子を存続する一つの手段として延々と行われているのだ。

 人間界も同様と思うのだけれどもなぁ。もちろん自分の主義・主張って大事ですけどね。やはりバランス、バランス。

②やぶにらみ科学論 (ちくま新書) (新書)
 池田 清彦 (著)

 ☆3.5

 こちらについてはまた今度、感想書こうと思う。

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