以心伝心 from Bolivia

青年海外協力隊として2年間、ボリビアの小学校で活動。

地平線の先にあるもの

2011年08月08日 | 日記
               
                    
完全にみんながやる気をなくしていた。

校長先生が病気になって、かなり経つ。当分、復帰は厳しいらしい。

先生たちはダラダラ学校に来るし、いつまでもおしゃべりタイム。

私のワークショップも流れ、いつになるのか分からない。

校長は私のカウンターパート。ボランティアの味方であり、活動の理解者。

先生たちももちろん大好きなのだけれど、やっぱり校長の存在は大きい。

ぐだーっとした感じに、みんなで頑張ろうやって言う人もいない。

わたしはこの学校が大好き。でも何だろう、みんなが怖い先生の言うことしか

聞かない生徒みたいに見える。

悪い流れの右にならえみたいな。

神経質な真面目さはなくて、大らかなところはいいところ。

でもさ、楽しようって態度を変えるのは格好悪い。

おまけに、算数の勉強会ももうできないよねって話になっていることを聞かさ

れた。やろうよって、同じ学校の先生には言ったけど、でも誰が仕切るの?っ

て感じだった。

私「仕切ってもらえない?」

同僚「無理。」

終了・・・チーン。

わたしのスペイン語は、ワークショップをやるだけで心臓が飛び出そうなほ

ど。なぜか授業は子ども相手だからいいのだけれど、大人相手は苦手だ。

しかも、ワークショップの言葉は会話言葉と違って難しい。

わたしがスペイン語で先生達を仕切る・・・想像してみる・・・無理だ。

今さらながら、校長の存在の大きさに気づく。

ピンチはチャンスって言葉、あったっけ。

やってきたことはやってきたこととして、少しずつ動いてきたはず。

竜巻のようなマイナススパイラルに呑まれそう。

もう一度外から見直して、気分を新たにしてみたい。