たぶん、幼稚園に通っていた頃か、小学校1年生くらいの頃のおはなし。
この頃は年に一度、股関節の検診に東京の病院へ行っていた。
その帰りの出来事。
午後2時とか3時ごろの比較的すいている電車に乗っていた、母と私。
空いているとは言っても、何人かが座れずに立っているような状態。
母は私をひざに乗せて座っていた。
しばらくすると、私達が座っていた席の向かいの席が一つ空いた。
母が「あっちに座ってれば?」と言うので、私は急いで向かいの席へ。
そして座ろうとした瞬間、知らないおじさんが私をひょいと抱え挙げ、脇へどけて、そのおじさんが座ってしまった。すぐに状況が飲み込めていない私が呆然としていたら、そこへ他のおじさんが現れ、座ってしまったおじさんに何か文句をいい始めた。
「こんな小さな子どかしてまで、何だ!」とかそんなようなことを言っていたような気がする。
母はびっくりして、すぐに私を抱き上げて元の席へ戻った。
そしておじさん二人は次の駅へ到着するまでの数分、ずっと言い争っていた。
何が怖かったかって、そのおじさんたちの言い争いがとっても怖かった。
私も大人になり、そして股関節を痛め、電車に乗る時は座りたいと思う。(立っていると必ず痛みが出るので。)でも、席が空いていても、どうみても健康そうな人(年齢に関係なく)が一番に座ってしまい、結局座れないことも多い。何でみんなそんなに座りたがるのだろうと、とても不思議に思う。
でも、中にはとても優しい人もいて、座る前に周りを見渡して、私のように杖をついている人を見ると譲ってくださる人もいる。そんな人に出会うと、とてもうれしいし、私もそういう人になりたいと思う。
この頃は年に一度、股関節の検診に東京の病院へ行っていた。
その帰りの出来事。
午後2時とか3時ごろの比較的すいている電車に乗っていた、母と私。
空いているとは言っても、何人かが座れずに立っているような状態。
母は私をひざに乗せて座っていた。
しばらくすると、私達が座っていた席の向かいの席が一つ空いた。
母が「あっちに座ってれば?」と言うので、私は急いで向かいの席へ。
そして座ろうとした瞬間、知らないおじさんが私をひょいと抱え挙げ、脇へどけて、そのおじさんが座ってしまった。すぐに状況が飲み込めていない私が呆然としていたら、そこへ他のおじさんが現れ、座ってしまったおじさんに何か文句をいい始めた。
「こんな小さな子どかしてまで、何だ!」とかそんなようなことを言っていたような気がする。
母はびっくりして、すぐに私を抱き上げて元の席へ戻った。
そしておじさん二人は次の駅へ到着するまでの数分、ずっと言い争っていた。
何が怖かったかって、そのおじさんたちの言い争いがとっても怖かった。
私も大人になり、そして股関節を痛め、電車に乗る時は座りたいと思う。(立っていると必ず痛みが出るので。)でも、席が空いていても、どうみても健康そうな人(年齢に関係なく)が一番に座ってしまい、結局座れないことも多い。何でみんなそんなに座りたがるのだろうと、とても不思議に思う。
でも、中にはとても優しい人もいて、座る前に周りを見渡して、私のように杖をついている人を見ると譲ってくださる人もいる。そんな人に出会うと、とてもうれしいし、私もそういう人になりたいと思う。