アメリカの大統領選挙で気になったことがある。バージニア州・サウスダコタ州・ミネソタ州では9/20に期日前投票が始まるという。大統領選挙の投開票日は11/15だから2カ月近くも前になる。アメリカが如何に大きいかというより、如何に多様性を重んじているかだろう。
9/11大統領候補者討論会後の世論調査で、63%がハリス優勢、37%がトランプ優勢という結果になった。当然と言えば当然である。「自己愛が強く、人と自分とを比べずにはいられないトランプは、他社を貶めることはあっても社会連帯を作り出すことはできない」(政治学者藤原氏の評)そんな人物が世界のトップになったとしたら、喜ぶのはプーチンと金正恩にあとは誰だろう?あの人だろうか。
そんなもしトラに期待している著名人もいるから、世の中は解らないものだ。これから差はどんどん広がるのだろうか?負けたとしてもすんなりと引き下がらないだろうし、世界一の科学技術大国で文化は2流(銃規制や人種差別など)ともいえる中で、暴動だけは勘弁して欲しい。
アメリカ人の多くがヨーロッパやアフリカの移民で構成されて、今でも世界中から優秀な人材を確保し続けている。アメリカは、ほんとうに不思議な国である。ただし、最大の欠陥は国家愛が強く、今でも原爆投下を肯定的にみている市民が多いという事実である。科学や文化の力で世界のリーダーというより、突出した軍事力でリーダーの座を死守しているだけだと感じている。