終始は、始めから終わりまで同じ状態が続き、変化が見られないこと。
始終は、その物事の起こり始めから結末までの事情。 (新明解国語辞典)
ふと漢字を読んで、はて意味はどう違うのかと迷ってしまった。日本人の日本語はいつも考えさせられる。そんな時に平仮名で考えると、ストンと腹に収まる感じがする。
しゅうし 彼は会議中に人の意見を聞かず、しゅうし反対し続けていた。
しじゅう 彼は学校に来て帰るまで、しじゅう机の前にこびりついていた。
日本人がみんなそうなのか分からないが、日本語の秘密にふれたような感じがして、朝晩の心地よい涼しさと相まって、記録的な暑さの後に日々心も落ち着きを取り戻しそうである。