チェーンソーが、アクセルを掴んで回転を上げようとするとエンジンストップする。キャブレターにゴミが詰まっているのかな?とエンジンカバーを開けようとネジを緩めた。カバーが開かない。よく見るとネジがカバーのネジでないことに気づいて締めなおした。エンジンを始動すると勢いよくかかって高回転で回り始めた。だが、アクセルレバーが全く効かない。先ほどのネジがアイドリングネジだと気づいて調整するが一向に良くならない。終いに起動しなくなった。
諦めてチェーンソーの専門修理屋さんに持って行った。すると、ものの数分(2、3分)で治ってしまった。あまりの見事さに呆気に取られていると、”これで大丈夫です” ”おいくらでしょうか” ”結構ですよ”
久し振りに感激した。修理店には前の前の職場の時、かれこれ5年ほど前に1、2度行った店である。通常なら2,3千円は取られても当たり前である。その数分の間に、チェーンのたるみやオイルの具合まで全部チェックしてくれたのである。雲一つない秋晴れの下、プロの職人さんに素直に脱帽し、心の中まで晴れ晴れした気分になった。