折々のことばで、Less is more. が挙げられていた。えっ、過疎化が豊なのか?と勘違いした。要素が控えめなほうが美しいという建築家のことばだそうだ。
翻って、過疎化はどうなんだろう?要素が控えめどころか欠落しているということであろう。そうなると豊かとはいえなくなる。
8割社会を見据えて社会モデルを構築すべしということが言われているが、ちょっと待って、その8割は過密都市の話でしょう?どうにも乱暴すぎる言説が独り歩きしている。極端なことを言えば、東京なんか半分を目標にすべきであろう。その余剰人員を過疎地に振り分けるのである。1億円以上のマンションが高人気だとかいわれているが、全く異常な都市であることを自覚すべきである。
ふるさと納税で年間数千億円が国税から消えていっているという話しである。この無駄を東京都の人口移転に結び付けたらどうだろう。東京は落ちぶれるだろうが、それ以上に過疎地が賑わいを取り戻すのである。そういうことをやるのが政治家の職務である。裏金に明け暮れて肝心の政治活動が昼夜の接待では日本も終わりだろう。円の価値が嘗ての半分に下がってしまったが、その責任の一端は今の統一教会絡みや裏金にまみれた結果だろうと思わずにいられない。