けんけんブログ -guide diary-

国際山岳ガイド近藤謙司の冒険案内記!
“ハイキングからチョモランマまで”

TBC入りました!

2009-09-17 03:11:04 | チョーオユー
けんけん@チョーオユーTBCです!

今日は、“福”隊長として頑張っているミズキにレポートしてもらいます。
現場のミズキーーー!

写真は、高所順応お散歩に出かけるAGチーム!

ビビビビVVVVVVVVVVVVVVVVVV……

はいはい~、こちらTBCのミズキでーす。
本日、ティンリからTBCへ移動してきましたよ~。

約3時間ほどのキャラバン予定でしたが、途中で懸念していた二つの検問がなく、
すんなりと40分ほどで到着!?メンバー皆、肩透かしを食らった気分でした?

ここTBCは5000mの標高。
車の中では陽が差し込み暖かったのですが、車を降りると冷たい風が吹いていて、
みな慌ててダウンを着込んでいました。でも、正面に見えるチョーオユーが
かなり大きく近づき、みなモチベーションは上がったようです。

ラサからここまで同行してくれたCTMAのスタッフもここでお別れ。
彼らは今日中にシシャパンマBCへ移動しなければならず、僕らを降ろすと、
別れを惜しむ間も無く出発しました。パサンありがとう。

しかし、彼らの代わりに今日からブラチリを筆頭とした百戦錬磨の
ネパールスタッフたちが同行です!

昼食もコックのマイラが早速腕をふるって、
白いごはんに豚の生姜焼きを作ってくれ、中華料理に飽きてきたみんなは大喜び!
ここの高さを忘れさせるみんなの食欲にけんけんと僕もびっくりです。

食後、けんけんはこれからのテント生活のための電気設備をチェック。
これを怠ると今後のみなさんへのブログ報告がままならないだけでなく、
様々な情報を手に入れる事が難しくなり、隊の成功に大きな影響を及ぼします。
けんけん、よろしくお願いしますよ~!

一方、僕はみなさんといっしょに高度順応の散歩へ。
しかし、このTBCには中国人民軍が駐在しており、
ところどころで、制限をかけられていて、自由に散歩とはいきませんでしたが。。。

午後の雲にちょうど隠れてしまい、チョーオユーの姿を見ることができませんでしたが、
昨日のチョモランマBCの高度順応のお陰で、お喋りをしながら楽しくハイクアップし、
5100mの地点にメンバーでケルンを積み上げてきました。

夕食は日本食駄目押しでカツどん!さらにおかずが次から次へ。
昼間、あれだけ食べたみんなも負けじとおかわり。本当に頼もしい食欲です。


明日はTBCに滞在。午前中、さらに高度順応を重ねて、ABCに向けて身体作りを進めます。
みなさん、引き続きの応援よろしくお願いしますね~。

それではスタジオのけんけんにお返ししまーす!

ビビビビVVVVVVVVVVVVVVV……


はーい、お疲れ様。
…という訳で、本日のレポはミズキがニュース番組ふうに書いたのですが…どうなの?

さて、今回のチョーオユーのCTMAのリエゾンオフィサーに挨拶に行くと、
2004年にAGが日本で初めてチョモランマ公募登山隊を組織したときに
お世話になったサムドゥでした。すっかり偉くなってます。
しかも、アシスタントのスタッフは、当時にラサからチョモBCまで
通訳&ガイドしてくれたテンジンです!

「僕のCTMAでの初めて仕事がAG隊だったんだよ!とてもいい思い出なんだ。」
って言ってガッチリ握手してきました。
二人とも再会を喜んでくれて、嬉しいです。今回のAGチョーオユー隊もよろしくね!

それでは皆さん、今晩はこのへんで。チャンネルはそのまま!

…って、これもどうなの?

チョモランマBC行って来ました~!

2009-09-16 01:52:13 | チョーオユー
けんけん@星空のティンリ2泊目です。

サプライズの日帰りトリップ!チョモランマベースキャンプに行ってきました。

TBCのタルチョから覗くチョモランマ北壁。真っ白です!

そもそもラサからAG隊の車に同乗していたCTMAの若手リエゾンオフィサーのペルマが
チョモランマのBCに行くので、AGメンバー全員連れてけやって事ではじまりました。

メンバーたちは、わくわくした顔で2台のランクルに乗り込み出発しました。
ティンリから峠を越える未舗装路もロンブク川沿いの道も前と変わらずラフロードで
隊員は手打ち蕎麦のように車の中でこねられていました。

時間的にはロングトリップなので、休憩もそこそこに目的地を目指しました。
ロンブク手前でチョモランマが雲ひとつなく見え始めたときは、
隊員達も一同に「おおおお~!」と、声を上げてしまいました。

ロンブク寺の手前にあるゲートでパーミットを取得。
車が通行するための通行費用はペルマが2台とも無料にしてくれました。

そして5000m近いロンブクを通過して、5200mのTBCへ。
以前、TBC手前でひしめき合っていたチベッタンの商売テントは一掃され、
4~500mくらい手前にできたゲート付近にテント村として整然と並んでいました。

テントは、50軒近くは並んでいて、主にトレッカーを相手に商売してます。
その内のひとつ、ペルマの知り合いの店で、トゥクパ(うどん)を食べて
いざ、TBCに出発!っと思ったら強引に割り込んできたマイクロバスと接触!

本当に危ない運転だったからAGのドライバーは怒った怒った!
まったく反省の色が無い無謀ドライバーに、うちのドライバーは近寄っていくので、
行ったほうが良さそうだと、ペルマと車を降り駆け寄った…けど、
なぜか、相手の無謀ドライバーをどついていたのは、僕の右手でした。(あれ?)

AGドライバーたちもヒートアップしちゃって、ケンカになりそうなところを
ペルマが止めて、どうにかこうにか結局相手が折れたので再出発!
う~ん、ペルマ、なかなかやるじゃん。

やっとTBCに到着下と思ったら、なんと今度は「武警」という腕章をつけて、
マシンガンを持った漢民族の公安が待ってました。こいつら目つき悪い~。
パーミットを見せて、やっと、やっと、やっとの思いでTBC到着~!

今年の秋のチョモランマは、なんと栗木君たちの隊しかいないそうで、
テントの数が少ないうえ、人も見当たらない。
冷たい風がタルチョをなびかせているだけで、とても寂しいです。

さっそく向かったのは、祥子先生の慰霊碑。
隊員のみんなには、写真をとったり、周りの散策をしてていいって言ったのに、
「そんなわけには行かない!」とエンジェルフェイスが言って、
隊員たち全員がお線香に火をつけて、慰霊碑の前で合掌してくれました。

AG隊は、5200mの高度に2時間ほど滞在することができ、
「世界最高峰チョモランマ」の入り口を見ることが出来ましたが、
ペルマとお別れして、ティンリに戻ったのは夕闇迫る7時半ごろでした。

でも、長丁場の車の旅だったけど、大きな意味のある一日だったと、

チョモランマの絶景、5000mの高度順応、テント村、無謀ドライバー、ロンブク寺…
いろんなものが見れたし、いろんな体験ができたと、

すっかり遅くなった夕食のテーブルで今日1日を振り返っていると、
荻パパがいつもの力強い口調で、

「私は、慰霊碑に手を合わせる事ができたのが、今日一番意味があったと思う!」
と、言いました。

その言葉に一同がうなずいて…。
感謝してます。本当にありがとうございます。

さて、明日は、チョーオユーTBCに向けて移動です!
いよいよ登山日程が始まることになります。

「AGチョーオユー登山隊2009」なんか、いいチームになりそうです。
引き続き応援を、パワーを僕達に送って下さいね。

とっきー、MIKIちゃん、ヒロ、オサム、MACさん、それとエンジェルフェイスの
ブロ友仲間の皆さん、コメントありがとうございます。

ご無沙汰です!飯田橋ヒューストンです!

2009-09-15 14:58:49 | チョーオユー
夏から秋へと季節が移ろいつつありますが、
皆さまいかがお過ごしですか?
お元気ですか?

興奮気味のけんけんより連絡ありました。
AG隊のみなさん、チョモランマBCに到着した
ようです。
そして、なんと!携帯が繋がるそうです。
スゴイですね。。。

雄大な景色に思いを馳せ、、、皆さんの思いが
山の神様に届きますように!

飯田橋ありがとう。ロンブクに風呂屋の煙突よりでっかい電話のアンテナが立ってるよ。
写真を追加しますね。チョモBCに向かう途中のAG隊。Photo by Mizuki
左から荻パパ、セッちゃん、ヤカヤン、クリちゃん、エンジェルフェイス、フランク政木、けんけんです!

Cho oyu !

2009-09-15 04:58:58 | チョーオユー
けんけん@星空の下のティンリです。

ティンリ高原は広く、ニューティンリと呼ばれるシガールではなく、
ここはオールドティンリと呼ばれるチョモランマやチョーオユーの登山基点の村です。
本日もここまで完全舗装でドライブはスムーズそのものでした。

走行時間がかなり短縮できるので、朝もゆっくり出発でき、
途中の峠、ツォーラやカツォーラでお散歩をしたり、ランチを長く取ったり。
隊員達の高所順応の過程としては、とても条件がよく、みんな元気です。

本日中国時間6時頃のチョーオユー。となりにはチョモも見えました!

CTMAガイドのパサンの話だと、国境のザンムーまで舗装道路は完成したとのこと。
走行しやすく、便利でスムーズにはなりましたが、

「僕はあんまり嬉しくない。たくさんの人が入ってきて、ゴミを捨て、自然を壊す。」
と、重い言葉。さらに付け加えて
「そしてチベットではなくなる。表面はきれいになっても内面はそうじゃない…。」
と、車の風きり音にかき消されそうな声でポツリと言った。

誰も口にしないことだけど、誰もが知っている彼らの隠された境遇、閉ざされた心。
何が言いたいのか、それ以上話さなくてもわかるよねって顔をされた。



ティンリの村は、メインストリートが舗装されたけど、側溝の工事などが続いていて、
土砂が積み上げられ、風が吹くと、やはり砂ぼこりが舞います。

相変わらずの招待場のような“ボロ長屋”のチョモランマビューホテルに到着。
あれ?でも庭が広い?!ふ~ん、建物を後ろにずらして中庭を広くしたようです。
新しい建物を作る計画もあるとか。ここのチベッタンは、なかなか儲かってますなぁ。

この宿泊施設で、先に着いていたネパールスタッフ達と合流!
見慣れた笑顔にあって、隊の荷物も無事に届いて、ホッとしましたが、
なんと彼らの乗ったジープが路肩に乗り上げ、車は大破して別の車に乗り換えて到着したとの事!
ラクパチリが頭を少し怪我したみたいでしたが大事故にならなくて良かった。

「それはダイジョブだけど、アブラの料理が続いてお腹ゴロゴロしてるね。早くダルバート食べたい!」
と、ボビーが言ってたのを聞いて、メンバーたちも緊張がほぐれ微笑んでしまいました。
彼らの半分は、明日にはTBC建設のために先に出発。ほんと頼もしいです。

そして、そして、隊員達の明日の予定には、サプライズが!!
なんと明日の順応のための滞在日にチョモランマBCを往復できることになりました!!!
CTMAのスタッフ&ドライバーたちと話し合って、なんとか入域許可を取ってもらえることに。

これは、予想もしていなかった展開で特別中の特別!言ってみるもんだね~。
ロンブクのゲートまでじゃなくて、一般の人は入れない5200mのTBCまでだよ!
日帰りトリップだけどメンバー全員大喜び!よかったぁ。

たくさんの思い出がつまったチョモランマのベースキャンプ。
僕にとっても、大きな意味のある滞在日になりそうです。
ではでは、またレポしますね。


PS:パワーフィルムがブックマークに追加されました。


小さな巨人、エンジェルフェイスより返信があります~。

nanosuguさん、 augiさん、MACさんへ
コメントとっても嬉しいです。元気が出ます。
毎日楽しく旅していますよ。皆さんによろしくです。

たけしへ
毎日元気に旅しています。たけしのお陰でこうして山に行けます。
感謝してるよ。みんなによろしくね

シガツェ到着しました!

2009-09-14 11:52:19 | チョーオユー
けんけん@シガツェのよそ様のホテルです。
ワイヤレスLANをピピっと感じ、勝手にロビーでつながせてもらってます。

メインフォトは、ニェモからシガツェまでの景色。手前は湖じゃなくヤルツァンポ川!

さて昨日、青空の下、軽快にドライブして午後5時頃にシガツェに到着しました。
以前はもっと早く到着出来たのですが、途中の道でチェックポストが5箇所もあり
その都度に通過時刻を通行手形みたいなものに記入されます。

通過時刻が早いと、スピードオーバーで走ったこととみなされてドライバーだけでなく、
アテンドをしているCTMAや場合によっては同乗している外国人観光者が
国外退去の処分にまでなることもあるそうで、かなり気を使って走りました。

車間距離近いって!レース?!ニェモでのランチ。給仕の女の子とナカヤン!
そして逞しいセールスレディーたち。クリちゃんやられてます。(笑)



おかげで途中で何回も休憩をとることができて、スイカなんかを買って食べたり
写真をとったりする時間ができました。お散歩タイムはあまり無かったですが、
ゆっくりと車窓から見えるチベットの景色を堪能しました。

車窓から見える景色は変わっていません。菜の花の黄色と蕎麦の花のピンク、
そして道沿いにはブルーポピーやコスモスが。休憩してスイカ買って…あれ?
だれか一緒に写ってる?皆さんこの子たち誰かしってますか?



本日は4000mを超えるティンリ高原にあるオールドティンリの村に入り、
そこで高度順応のため3日間ほど滞在します。

ティンリまでは、チェックポストが少ないそうで、「今日は飛ばせるぜ!」と
ドライバーも笑顔だけど、怖いんだよね~追い抜き方が。

隊員メンバーたちのブログネーム決定です!
エンジェルフェイスはそのままに、ナカヤン、クリちゃんが今回登場。
その他のメンバーもおいおいに。

でも、ティンリからは、衛星端末での接続となり画像送信に限界があるので、
たくさんの写真は送れません。みなさんご了承くださいね~。

では行ってきま~す!

ラサのお寺めぐり!

2009-09-13 10:49:35 | チョーオユー
けんけん@まだラサです。

昨日は、ゆっくりと身体を休めることを優先に高度順応をするため、
メンバー+ミズキは、ポタラ宮の観光に、僕は電気系の準備と登山協会へ。

メインフォトは、ポタラ宮に向かうAG隊の面々。

ランチポイントで待ち合わせをして、ポタラの感想を聞きましたが、
なんと!ビックリしたのはX線チェックがあったって!

しかも、写った持ち物のペットボトルを取り上げられ、危うくキャメルバックまで!
なんとか交渉して、中身の水だけジャーと捨てさせられましたが、
こんなに厳重になっちゃったんだね。

今回のポタラの入り口は正面から。並ぶ大きなマニ車と五体投地する巡礼者。


ランチの後、AGメンバーの皆さんは、さらに貪欲にお寺を梯子して廻りたいとの事。
ちょっと疲れちゃうんじゃないかと心配しましたが、夕食も元気に召し上がりまして…

皆さんの行動力に脱帽で、頼もしいばかりです。

希望者だけデブン寺へという事でしたが結局全員!若いお坊さんが禅問答中でした。


最後に残った時間を利用して、さらに希望者だけ大昭(ジョカン)寺の中へ!
夕食は昨日から予約しておいたギャコック!僕もチベットで初めて食べました。



さて、これからランクル3台に分乗して、シガツェに向けて出発します。
本日も良いお天気です!途中の峠での散歩も楽しみです。

シガツェでも、またPCが接続できますように。
では皆さん行ってきます!

TIBET LHASA !!

2009-09-12 04:25:35 | チョーオユー
ブログアップが遅れてすみません。
けんけん@チベット・ラサです!
登山メンバーたちも皆、げん、げん、元気ですよ~!
メインフォトはガンデンピークでルンダを空に投げるAGメンバー!by Mizuki

毎度おなじみのヒマラヤホテルにワイヤレスLANが入ったとのことで、
早速頑張って接続していたんですが、私の部屋からは微妙な電波しか受けられず、
一夜明けてレセプションに相談すると壁から有線LANが接続できるって。おい!!
もっと早く教えろチベットの発展はめまぐるしいです。

2006年秋のシシャパンマ以来、僕も久しぶりのチベットです。
空港出迎えのCTMA(中国チベット登山協会)のガイドが、
「今回でチベットは何回目ですか?」ときかれて、えっと…1、2、3…
え?10回目!?!?
もうそんなに来てるのかぁ。1983年からだからね~。
カイラス巡礼の旅以外は、全てがエクスペディションというのもある意味凄いね。

機内から見るチベットの大地。ヒマラヤホテル前は工事中!チベットダンスを見て夕食!


さて、ラサの街は、また一回り大きくなり、確実に中国になっていってる気がします。
昨年、このラサの街で大変な事件があったのは記憶に新しいのでは?
世界中の人が“FREE TIBET”を主張し厳戒態勢で北京オリンピックが開催された。
チベットの事、残された知人たちを考えると不安だったけど…

ポリスやアーミーが目立ち、街角に2~3人態勢で銃を持って立っていて、
威圧感があるね。AGメンバーの皆さんの表情も強張ってるかな。
軍の車も横暴な運転で街を走っていて、チベッタンの嫌悪感を益々かっているよう。

それでも秘めた想いを隠し、逞しく生きている姿には感心しますが、
以前より増して“チャイニーズ”の悪口を耳にすることが多い気もします。

車道が完全舗装された甘丹(ガンデン)寺からの登り。公安の建物が新しく出来てました!
本日の夕食は辛さ学習済みの火鍋!ライトアップされたポタラ宮は何を語るのか。



これからTBCまでの間に、この国の本当の姿を垣間見ることができるだろうか。
何が変わったんだろ。期待と不安を背負いながらも、いつもと変わらない…

青い空、白い雲、黄色い大地、緑の大河、乾燥した空気、そして息切れを感じ、
この国に少しでも役に立つような行動も考えたい。

梱包完了~!

2009-09-09 21:15:31 | チョーオユー
なんとか、かんとかベースキャンプに送る荷物ができあがりました。
今回は、全部で2トンないかなぁ。
この荷物は、トラックに載せて13日に陸路から国境を越えてチベットに入ります。

メインフォトは、積みあがったプラパールの白い箱。間違わないようにしなくちゃ!
左はカイラ、右はご存知のボビーです!


今年の秋のカトマンズの倉庫には、山野井ペアチームや
信大山岳部チーム(田辺治他、角谷ガイド、花谷ガイドまでいます!)もいて、
にぎやか!にぎやか!
真ん中が冬季ローツェ南壁完登者の田辺さん。右隣は花谷君の奥様!


所狭しと広げられた各チームの装備を間違えないように
それぞれの隊員スタッフは、注意が必要です。
チベットのTBC着いたら、田辺チームの酒が間違って届いてるといんだけどなぁ。
何年ぶりかで山野井夫妻とも会いました。元気そうで何より!


さて、いよいよ明日「AGチョーオユー09」チームは空路にてラサへ出発です。
オリンピック前の“あの”事件以来、海外の登山隊やツーリストは入国が許されず、
AGチームもチベット側に入るのは久しぶりの事になります。

陸路の国境でもラサの空港でも、街中でも、移動中でも、
登山以外のことで苦労したくはありません!
とにかく無事にベースキャンプに入れますように!

MIKIさんの言う「優しい怪物君たち」。左からラクパチリ、ラルバードル、プラチリ、
カイラ、チェパ、マイラ、サンタマン、ダデンリ(ボビー)、ランバブ!


カトマンズはモンスーンの雲の下。

2009-09-08 22:15:20 | チョーオユー
ネパールタイムのお昼ごろにカトマンズ到着しました。
懐かしい匂いがするホコリと排気ガスの街です。(笑)

プラチリをはじめ、ネパールのスタッフたちも元気です。

午後には、簡単なブリーフィングをして、隊員たちは自由行動。
僕とミズキは、コスモの倉庫にて準備作業にとりかかりました。

チョーオユー隊出発します!

2009-09-07 16:28:18 | チョーオユー
突然ですが成田空港です!

バッタバタの日本での滞在でしたが、なんとか出発となりました。
ミズキなんて、スイスから戻り日本滞在たったの4日間です!

隊員6名、日本人スタッフはミズキを加えて2名の総勢8名で、
世界第6位の高峰チョーオユーに北側のチベットサイドからアタックします。

隊員の紹介も含めて、またまたレポートしますので、
みなさん毎度のことですが応援宜しくです~!

では行ってきま~す

「憧れの高所登山」

2005-10-18 02:59:36 | チョーオユー
★過去のブログ全てに写真とキャプションを添付しました!見てください!
★登頂後、約355,000のgooblogの中で“けんけんブログ”が903位になったそうです!これって、すごい事?とにかく皆さんのおかげです。ありがとう!

「軽井沢」行ってきました。
紅葉と緑の山々を眺めながらのドライブ&キャンプは最高でした。
チベットの殺風景な景色とは違って、空気もさわやかで、
「ああ、日本っていいなぁ。」ってまた思ってしまいました。

さて、本日は無料机上講座のイベントがある日です!
アコンカグアとかキリマンジャロとかから、南極やチョーオユーまで。
世界の高所登山を目指すまでの簡単な講座とスライドショーのイベントです。
興味があれば誰でも参加できますので、遊びに来てください。

夏山や低山歩きをしている人、アイゼン未経験の人が、
初歩の登山からスタートしてステップを踏みながら、
憧れの高峰にたどり着くまでの心構え、トレーニング、
装備などについて話します。

今回のチョーオユーの映像もお見せしますので、
是非、お気軽にご参加ください!

「憧れの高所登山」 入場無料・予約不要
<東京>文京シビックセンタースカイホール(文京区役所26階)
     18時30分開場 19時開演
※大阪でもやります!
<大阪>10月27日(木)アピオ大阪(森之宮駅徒歩2分)
     18時開場 18時30分開演


PHOTO:05年9月28日。チョー・オユーのイエローバンドを登るカナダ隊。
  (この後すぐに彼らがスタック。AG隊が右のフェースからぶち抜きました!)

皆さんあらためまして、日本はいいですね。

2005-10-15 04:51:02 | チョーオユー
やっとこさ、12日に日本に帰ってきましたが、いやいや忙しい忙しい。
翌朝からは、専門学校の授業があるので、早起きして西葛西に出かけたり、
本田君にAGに来てもらって、PCを直してもらったり。
(PC壊れてるからスケジュールもわからないんだよね)

しかし、残念ながらPCの中身のデータは一部消えてなくなりました。
チョー・オユーの写真は、デジカメのSDカードに残っているので、
助かりましたが、一番の打撃は…アウトルックです。

皆さんのアドレスデータが全て無くなりましたし、
過去のメールのやりとりも全部全部消滅しましたーえーん。

そこで、ケンケンからのお願い!
私のアドレスを知っている人は、メール送信してください!!!
ちょっと前にさかのぼって、過去の文章を転送してくれても嬉しいです。
でも、「どこの誰か」わかるようにメールしてね。
よろしくお願いしますぅ

さて、過去のブログに写真つけましたーイエーイ!
ちょっと時間が無いので、全てではないんですが、
「C1到着」から「C3到着」までの写真をアップしましたよー!
迫力の画像をとくとご覧ください!!!!!!(!6つです>あっこ)
コメントを付け加えたものもあります。

明日から、スポーツショップのオッシュマンズさんのイベントで北軽井沢に行きます。
オージビーフ食べながら、私のトークショーをやってくれるんですが、
参加者の皆さん、のどにつかえたら御免なさーい。

というわけで、そろそろ寝なくてはならないし、
続きは来週ということで勘弁してください。

で、さらに来週の火曜日の18日には、文京区シビックセンター
AGの無料机上講座「憧れの高所登山」19時から開演されます!
ここで当然、今回のチョーオユー映像もスライドショーに加えます!はや!
皆さん、見に来てくださいね。(詳しくはAGへ)

その次の週には、大阪でもやりますし、バックカントリーの講座も続きます!
また、告知しますからねー!

それでは。

PHOTO:アイスフォール手前にて
   「マコロじ~いは、ユルユルハ~ネス!
    はいても、はいても、すぐ落ちる頑張らなっくちゃ~
    う~ん、懐かしい歌。

チトワン行ってきましたー!

2005-10-10 21:25:13 | チョーオユー
なんとか、かんとかチトワン国立公園に行ってきました。
もちろん無事に往復しましたが、
道中、“チキチキマシン猛レース”のようなデッドヒートを繰り返し、
谷底のトリスリ川に突っ込みそうなスピードの車たちに、
“うわー!”とか“ぎゃー!”とか隊員達は、叫び続けていました。
とても居眠り出来る状況ではないのに、クムジュンコは、
ジャガイモのように車内を転がり続け、眠るのであった。

国立公園内では、
蚊の襲撃を受けたサシロー改め“モスキート男爵”、
3匹のヒルに立て続けに襲われたクムジュンコ改め“ヒルジュンコ”、
象と愛のハグを続けたマコロじい改め“まごころ爺”などなど、
抱腹絶倒の事件もありました。

その他、クモの巣カツラ、ヤモリ倶楽部、おしりビショビショカヌー、
床上浸水四駆ドライブ、タガメとスイム、ゴキブリ対アリ、真夜中の怪しい太鼓、
屋根の上の侵入者、トラの足跡、モリゾー&キッコロの行進、ランプのせい、
びくびくバードウォッチング、象を洗おう、などなどなど、
笑えるタイトルがいっぱいですが、
メインテーマでもある鎧を着たインドサイのカップルにも超至近距離で
出会う事ができ、ブログを見ている皆さんには申し訳ないほど、
隊員一同楽しませていただきました。満足です。

昨日から、マコロ爺は、ナガルコットに一泊。
いい作品がまた増えたようで、今朝、満足げにホテルに帰ってきました。
サシローとクムジュンコもダサインで賑わうカトマンズを散策してました。

僕も、今年のマッキンリーで一緒だった、
AAIの女性ガイド“ウィンズロー”をはじめとするスタッフ達と会ったり、
“タワシ髭”大蔵さんの突然のネパール入りに大喜びしたりと、
少し余裕の時間も過せました。
(大蔵さんには、明日荷物を分散して持ってかえってもらいます!)

長いようで短い、カトマンズ滞在も終わり、
明日は、いよいよ日本に帰ります。

サシローは、このままネパールに残って、嫁さん探しをし、
マコロじいは、帰国後、写真展の準備に入り、
クムジュンコも南極への準備に入る事でしょう。

僕は、たぶん3週間後には、ここネパールに戻ってきます。
タンボチェのトレッキングに行く予定です。

日本に帰国しましたら、写真をアップしますので!
では、みなさん長い間、応援して下さって、本当にありがとうございます!
日本でお会いしましょう!
ナマステ!


PHOTO:チトワン国立公園。最強の乗り物にのるAG登山隊!

マコロジーからみなさんへ!

2005-10-05 21:54:41 | チョーオユー
天気に恵まれて、8201Mの山頂に登る事ができました。

C2よりC3へ進み、朝から夕方まで風もほとんどなく、良い天気でした。
夕日に赤く染まる、目下の峰峰を撮りました。

遠くにはシシャパンマが見え、35mm、36枚を3本は撮りまくりました。
夕日のころは、少し風も吹いていた。

登頂日は、1時起床で2時始発ということなので、18時夕食、
尾西の五目御飯、マーボー豆腐、味噌汁を全部食べて19時に寝た。

実際には、12時50分起き、ラーメンを食べ、登攀準備、ハーネスをつける。
上半身の衣類は、毛の下着2枚。ラクダ下着、厚手のシャツ、インナーの羽毛、
厚手のオーバージャケット、下半身は毛のパンツ、ラクダの下着、高所用登山ズボン、
インナーの羽毛、厚手のオーバーパンツ。
登山靴は、スポルティバの高所用ブーツ、手袋は薄手の手袋とオーバー手袋のインナー!
帽子は、高所帽、風が弱かったので、ゴーグルはつけないで、サングラスのみ。

朝、1時15分。C3を始発し、まもなくロックバンドに(約15Mほど)つきあたる。
そこでユマールをかけかえて、左に少しトラバースし、
チムニー状の岩場をアイゼンのつま先と両手で、
ライトの光でホールド&スタンスを確認しながら、4~5m進むと、
息切れて、自分の呼吸と酸素マスクのタイミングの関係で非常に苦しい。

ハァ、ハァしながら1分ほど止まって休み、岩場をぬける。
岩場をぬけて、一息いれて、岩と雪のミックスした急雪面を
フィックスロープにユマールで前進。始発し、2時間で登りが少し緩くなり、
そこでチューブの飲み込む。

そこから先は、フィックスロープは無い。
5時30分ころ、東の空が明るくなり、6時40分山頂に着いた。

チューブの食料とコンパクトカメラは、3枚目の衣類のポケットに。
35mmのカメラは、毛のシャツで保温しザックで、カメラは山頂でもよく動いた。


今回、リアルタイムに適確なアドバイス、励ましと激励をいただき、
ありがとうございます。


PHOTO:C3で勇ましくピッケルを振り上げるマコロじい!











クムジュンコより皆さんへ。

2005-10-05 21:18:48 | チョーオユー
テントから顔を出すと、チョーオユーが目の前に常にそびえていたABCから
2日間かけて降りてきた、ここカトマンズは、緑の豊かさにホッとしています。

今回の遠征の中で私自身は登頂出来ませんでしたが、近藤隊長をはじめ、
隊員のマコロジーさん、サシローさんからもらった登頂の感動は、
ABCで待っていた私にも伝わりました。

山頂から一気にABCまで、誇らしく下山してきた彼らを迎えて、
私は、胸が熱くなりました!

今、安堵感の中で思うことは、隊長、隊員、シェルパが一体となった、
この雰囲気の中に、またサミッターを目指して戻ってきたい! と、思う事です。

これから、各隊員が自分の言葉で今回の遠征の思いを語る事によって、
更に内容豊かだった出来事が形づくられていくと思います。

あたたかく、熱い応援をつづけていただいた、多くの皆さん、
本当にありがとうございました。全員、元気に帰国します!


PHOTO:チトワン国立公園で、象を運転中のクムジュンコ!