おはようございます。朝は小鳥が元気です。今日も元気に過ごしましょう。
さて今回は、久しぶりにガンの情報です。皆さんも一緒に考えて下さい。
〔聞いたこと〕夢のがん治療薬「オプジーポ」が悪性黒色腫に対して保険適用になってい
ます。これは、抗がん剤の副作用に悩まされない免疫治療の薬です。進行末期ガンで、
ほかに手立てがない場合2~4割の人に効果があったという結果がでています。
■オプジーポについて
ガンを見つけると、免疫細胞はガンを攻撃します。ガンはその攻撃を封じる手立てを持
っています。それは免疫細胞にある「攻撃を抑制するスイッチ」をONにすることです。
それを行わせないようにする薬がオプジーポなのです。ガン細胞を攻撃し続けることが
可能になります。
夢の治療薬といわれるこのオプジーポですが、問題もあるといわれています。(副作用
についてはまたの機会にお話します。)問題は費用です。新薬開発には多額のお金がか
かります。オプジーポで治療すると、1人の患者につき年間3500万円必要になります。
社会保険と高額医療制度を使うと、患者は5%の負担となり130万円に抑えられます。
あとの95%は国民負担となります。その額は、年間3370万円にのぼります。(新薬開
発には相当なお金がかかるのでどうしても薬価が高くなるのです。)国民皆保険制度が
このままでは崩壊するとずっといわれ続けています。ここ10年で日本の医療費は10兆
円増えて40兆円になりました。薬費は10兆円です。オプジーポの保険適用は、今まで
メラノーマという皮膚がんのみでしたが、今年3月に肺がんに適用が拡大されました。
適応する肺がん患者は、年間5万人いるといわれています。オプジーポで5万人が治療す
ると、3500万円×5万人=1兆7500億円です。これが年間の国民医療費40兆円にプラス
されてさらに国民の医療費は増大します。
〔伝えたいこと〕今後、このオプジーポで治療したいという医師も患者も増えてくるで
しょう。そうなれば、日本の国民医療費は、さらに膨らんでいくでしょう。これで、
所得に関係なく医療が受けれる(先進医療を除く)今の社会保障制度が守られていくで
しょうか。社会保険料のアップや増税で未来への子供たちへの借金がなくなるでしょう
か。ガン(病気)は個人のことかもしれません。しかしながら、個人が払う医療費も保険
で支払う医療費も結局私たち国民が負担します。「ガン(病気)になれば治す」これで
よいのでしょうか。ガンの発生は、生活習慣によるものが大きいといわれているのです。
明るい未来に向かってどうするとよいのか皆さんも考えて下さい。お願いします。
〔思ったこと〕根本的には、健康でいるかいないかではないでしょうか。ガン(病気)は
生活習慣の要因が大きいのならば勉強して、健康でいられるように生活を変えることが
明るい未来につながることではないかと思います。
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ガンになりたくないと考えている方、健康でいられる方法を知りたい方、実践している
人の情報を共有したいと探している方は、こちらのホームページ『ガンと無縁の生活』を
ご覧ください。→ http://kenmori-04.sakura.ne.jp/index.htm