桜の季節になりましたね。冬を潜り抜けたという感じです。
街にも、日に日に緑が増えていっています。
さて、今回は「未来を考えるディスカッション」からです。
最後までおつきあいください。
【あったこと】
介護の基礎知識の特集がのっている冊子が目に入り読んでみました。
介護施設の種類や費用、在宅介護を応援する居宅サービス、介護保険制度、
介護する人される人の悩み相談窓口などについて書かれています。
「介護を受けるようになったらどうすればよいのか」「どのような準備が
必要なのか」介護に関心がある方へ情報を提供しているものでした。
【感じたこと】
介護といってもいろいろなことと、つながっているように思いました。
生活援助をして要介護の方を助ける介護は、お互いに助け合う有り難い社会
保障制度です。でも、社会で問題となっている様々なことと無関係ではない
ように感じました。
例えば、介護保険です。介護の必要な人が増えると、介護保険の利用が増加し、
社会保障費が膨らみます。財源確保のため介護保険料が上がります。少子高齢
化とも関係しているでしょう。
また、介護施設では、人は欲しい状況ですが離職率が高く、人手不足となり
忙しさのあまり退職するという悪循環になっています。また、虐待や介護の質
の問題も生じています。
さらに環境問題にもつながっているのではと思います。通院や食事の宅配など
をする居宅サービスで車を利用したり、施設で24時間体制の見守りやモニター
などの医療機器を使用して電気を使ったりしています。
車を使えば、排気ガスが出ます。排気ガスは、地球温暖化に影響する温室効果
ガスや酸性雨・吸い続けると肺や気管支などの呼吸器に悪影響を及ぼす大気汚染
物質を含んでいます。
電気をつくるには、火力発電所で化石燃料を燃やします。その時に温室効果ガス
ができるので地球温暖化という環境問題とつながり ます。
直接的でなくても間接的に、大きくなくても小さなことが積み重なって社会に
影響し、問題となっているのではないでしょうか。
上にあげたいろいろな問題も「介護」だけとつながっているわけではないと思い
ます。様々な問題とつながっていて「モグラたたき」のようになっているのでは
ないかなと・・・。
【これからのこと】
介護保険制度のお互いに助け合っていくという考え方は、いいなと思います。
でも、これでいいのかな?と疑問にも思います。
「 お互い助け合っていく方法が、本当にこれしかないのか。他にないのか。」
考えてみてはどうでしょうか。いつも「健康は宝」「足るを知ろう」と、私は
思うのです。
いつもお読みいただき有難うございます。明日も元気にまいりましょう。