天気予報に騙された。
日の出を見られると期待して早起きしたのに、雲に覆われた空が恨めしい。
それでも、雲のすき間から漏れた光が、雲を赤く染め始めた。
久しぶりに実家の裏山に昇り、朝の風景を撮ろうと思ったけれど、今の時期太陽は、殆ど北か!と言う位置から登り、私の立ち位置からは見えなかった。
街を見下ろしても、朝陽は弱いし、遠い山は霞んでいるし、薄暗い・・・
風景はこんな結果だけれど、そんなことよりも何よりも、素敵な出来事があったのです。
最初の写真でお気づきのように、キツネに出会えました。
4~5匹の家族で遊んでいたけれど、私に気付いて子供達は笹薮に逃げてしまって、母キツネが威嚇してきた!
母・・・と思うのは、私の勝手。
もしかしたら、父かもしれないけどね!
キツネはね、コ~ン!とは鳴きません!
何と言うか・・・バウバウ!と言うような、かすれ声の犬が吠えているような感じに鳴きます・・・というか、吠えます。
私に吠えていると言うより、近くに居る子供達に注意を促しているような吠え方です。
動画に撮れば良かったけれど、準備が間に合いませんでした。
こちらは、おそらく子ギツネ。
ずっと見ていたかったけど、家族団らんを邪魔してはいけないので、さよならしました。
あの子達はきっと、
数年前、実家の裏の生ごみコンポストを荒らしたり、真冬に車庫の前で出くわしたキツネの子孫たち。
山から下りて人間に出くわすと怒られるので、人にはなついていない。
頑張って生きるんだよ。
なるべく邪魔しない・・・、でも、いつかまた、ちょっとだけ見に来るかも・・・
日の出の風景は期待外れだったけど、キツネとの出会いは大収穫だった!!!
嬉しい!!!
日中お天気だったから、夕日は期待できるかな?と思って、出かけてみたけど、こちらも惨敗!
太陽には恵まれなかったけど、キツネには出会えた。
今日一日は、幸せが勝っている。
良い写真なんて、そうそう撮れるもんじゃないのだし・・・
自分で自分を慰めて、帰宅したのでありました。