母が、シクラメンを育てています。
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冬に鉢植えを買ってきて、もちろん、その時咲いてきた花は、全部散ってしまいました。
毎日水やりをして、冬場の暖房で弱らないように世話をして、
出窓でレースのカーテンを開けたり閉めたり、光の調節をして・・・。
「あらあら、眩しいよね。」
「寒くない?」
「暖房、効きすぎかな?」
声をかけて、まるで子供を育てるように大切にしていました。
どうして、お花を育て始めたのか?
私が、サケの稚魚を育てているのを見て、
自分も何か、世話をしたくなったって!
ふふふ・・・、女の母性本能は、歳をとっても、その対象を求めるのでしょうか?
白いシクラメンが咲いて、赤い方が咲かないと心配していたら、
最近になって、やっと一つ目が咲きました。
5枚ある花弁の一枚が、垂れ下がっています。
「どうして、こうなるの?」 私が聞くと、
「そのうち上がるよ。」 と、母が答えました。
けれど、、2日経っても垂れたまま。
すると、母が言いました。
「下の蕾を誘っているね。早く咲きなさいって、手を振ってるわ。」
母の世界が、いつまでも、幸せに満ちていますように・・・。
しっぽなさんとお母様の会話が優しさに溢れて
とても素敵で・・・羨ましく・・・
今週末は母の一周忌だから
こうやって文章にすると、素敵な親子関係に見えますね。
でも、本当は、もっと「がざつ」な生活です。(爆)