今日、キタキツネに出会いました。
晴れるって言うから・・・、午前中までは良いお天気だって言うから・・・、午後から崩れて明日は雨だって言うから・・・、星の写真を撮るチャンスだと思って・・・、日の出前に細い月も撮れるかと思って・・・、朝3時に早起きして、防寒対策しっかりして、意気込んで出かけたら、目的地に着いた途端に雲が広がって、空一面を覆ってしまったのです！えー！そりゃないでしょう！と、ため息をついて、どうしようかと悩み、朝霧が立つかもしれないと思い、忠別ダムへ行ったけれど、雲があるから湖に映り込む景色も、綺麗な水の色も撮れず、霧も出ないで幻想的な風景にもならず、朝焼けになるわけでも、白い山が見えるわけでもなく、これまた、ため息をついて、水筒に入れて持って行ったコーヒーを飲んだのでありました。
忠別ダムの暗い朝
仕方なく、明るくなってから色づいた山とか風景を写真に収め、車を走らせ「就実の丘」にも行ったりして。でも、旭川近郊の山って、シラカバが多いせいか、全体的に黄色ばかりで「紅葉」というには、色みがたりないのです。どうしたら鮮やかに撮れるのか、設定も分からないままレンズを向けますが、丘の景色は遠く霞んでいて、やはり冴えない画像ばかりがカメラに溜まって行きました。
就実の丘 秋風景
お天気が良ければ、あちこち撮影ドライブをするつもりでしたが、どんよりとした空にため息が出てしまい、そのまま帰ることにしました。ところが市内にある大きな公園「神楽丘公園」の紅葉を見に行っていなかった事を思い出し、足を運ぶ事にしました。公園の奥まったところに、小さな庭園のようなものがあり、そこで紅葉が綺麗に色づいていました。
ここでも、取りとめもなくシャッターを切り、いい加減に帰ろうと駐車場に行くと、茶色い影が視界に入りました。犬かな？と思ったのですが、リードも付けず、近くに飼い主らしき人もいなくて変だな？と、影が消えた方を見ていたら、キタキツネが表れたのです。
駐車場をトコトコ歩いて行くので、あとを付けて写真を撮りました。それにしても、アスファルトの上で、やけにリラックスしていました。
驚かせて逃げてしまわないように、つかず離れずついて歩き、写真を撮らせて頂きましたが、人がいても逃げないなんて、さすが公園在住、慣れてるのかな？
大きな望遠レンズが付いたカメラを持ったおじさんカメラマンも居て、まるでキツネの撮影会のようでした。
あー！楽しかった♪
