上の写真は、今年の7月にアップしたことのあるハチの写真です。このハチの名称が「セイヨウオオマルハナバチ」だという事を今日知りました。何故かというと、自然保護団体が主催する講演会で話を聞いたからです。名前の頭に「セイヨウ」とついているのは、その通り西洋から来た外来種ということです。「マルハナバチ」と言うハチには、いくつか種類があって、北海道にいる在来種は「ハイイロマルハナバチ」とか「エゾオオマルハナバチ」とか・・・、だそうです。
今日の後援会の趣旨は、外来種の「セイヨウオオマルハナバチ」が増え始めて、どんどん生息域を広げてるので、その広がりをくい止めなければならない、というものでした。そんなこと、全然知らなかったから、驚きました。数年前から、一部の人達が一生懸命駆除しているのだそうです。駆除といっても、殺虫剤を撒く訳にはいきません。そんなことをしたら、在来種も死んでしまいますから。ではどうするか、というと・・・。捕まえるのです。一匹、一匹・・・いえ、ハチを数えるのは、一頭(とう)、二頭、というそうで。牛みたいだね。
虫取り網の小型版みたいなので捕まえて、殺傷処理をするのだとか。ずいぶんと、地道な作業をしているのですよ。
写真の通り、セイヨウオオマルハナバチの特徴は、首元の黄色いエリマキと白いお尻。講演会で話を聞きながら、「あれ?今年このハチを写真で撮ったような気がするぞ!」とずーっと気になって、家に戻ってさっそく確認しました。間違いありません。「可愛いハチだな。」と思って写真を撮りましたが、あの子は、駆除されるべき外来種だったのです!しかも、私が撮った子は、大きさからいって、おそらく女王蜂です。
外来種だからと言って、何故駆除されなければならないか・・・という話しは、長くなりますので割愛させていただきますが、よそ者がハバをきかせるのはよくない事!とご理解ください。
でも、外来種も在来種も同じ命。殺すの可哀想です。そこで、セイヨウオオマルハナバチの慰霊碑があるので、お参りしながら活動しているのですって!・・・申し訳ないけど、ちょっと笑った。
来年は、ハチを見つけたら、よーく観察してしまいそう。そして、捕まえちゃったりして(爆) でも、そのためには、虫取り網と革の手袋を持ち歩かなければいけません。
ふふふ。
写真より、そっちに夢中になったらどうしよう!