大幅に3日続落=円高進行で全面安〔東京株式〕(13日)
時事通信 6月13日(木)15時30分配信
【第1部】円高進行を嫌気した売りにほぼ全面安となり、日経平均株価は前日比843円94銭安の1万2445円38銭、東証株価指数(TOPIX)も同52.37ポイント安の1044.17と、とも大幅に3日続落した。出来高は32億6458万株。
▽下げ幅は今年2番目
円高と前日の欧米株安を嫌気して、朝方から自動車など輸出関連株を中心に大量の売りが出た。朝方の売り一巡後も株価は下げ止まらず、円高が進むと幅広い銘柄で売り物が膨らんだ。日経平均株価の下げ幅は843円94銭と、今年2番目の下落となった。
株価下落が進むにつれて買い注文が細り、さらに株価が下げやすくなる悪循環に陥った。市場関係者からは「円高が止まらないうちは、株価の底値が読めない」(インターネット証券)との声が出ていた。
13日は株価指数先物やオプションなどの取引最終日が重なった。このため、先物などを専門に売買する海外投資ファンドによる投機的な売りも株価下落を増幅したとみられる。
円高は90円にまだ行くと考えられる。実態は80円台になるかもしれない。株価は10000円割れになるかも知れない。
このへんの価格で、変化が止まる。つまり、異次元金融政策、アベノミックスの以前の状況が実態経済であると思う。
故に安倍政権の経済政策は失敗であたといえる。
我々が負うのは、物価高だけである。シナリオ的には、参議院議員選で自民敗退で、首相が交代して自民政権は期待の政策でなく実態的政策になり、円や株価がゆっくり回復すると思う。