4.8mmピアノ線半田付け例
キットで製作しましたフロートの取り付けには
4,8mmのピアノ線を半田付けして使用します
ピアノ線の半田付け方法例
〔半田は必ずステンレス用でフラックス使用の物で行う〕
1) 結合部分を磨く 〔画像は一部説明用に別撮り〕
薄皮膜などを粗いペーパー及びヤスリ等で取る
付きやすくする.為も有ります
2) 結合部分の油脂等を除去する
アルコールやクリーナ液で削った結合部分を洗う
銅線やステンレス線を巻くのは高い強度が必要な場合の方法です(ねじれ等)
巻きつける銅線またはステンレス線を準備する
(銅線に絶縁用の薄い被覆が有る物は ペーパーで取って置きます)
太さは 0.3~1.0mm径で適時選ぶ
細過ぎると強度が弱くなる
3) 銅線又ステンレス線を巻く
なるべく隙間が出ない様に巻き付ける
緩みがあれば巻き直しをする
4) 巻き終えた状態
巻き数は20回以上が望ましいです
手で引いても動かず抜けない状態にする
ステンレス線の方が むしろ 良いかも知れません
細い物で強度が有ります(26/06/06追記)
5) 使用する半田
必ずステンレス用の専用半田を使用します
一般的な電気用の半田は使用しない!付きません 玉に成るだけです
この製品は 液体のフラックスが付いている
ステンレス用半田セットです
ほかの製品でフラックスがチューブに入ったペースト状が有ります
どちらでも構いません
6) 半田付け①
奥まで行き渡ります
たっぷり付けてください
蒸気を吸い込まない様に注意です
7) ステンレス半田付け②
ステンレス半田を流す
中まで流し込みます
半田コテは ピアノ線が太い場合は 100W以上の物を
使用して下さい〔今回100W使用〕
〔コテの替わりに細いガストーチでも構いません 焼きすぎないこと〕
ピアノ線と周囲全体に半田が溶け付いたら完了です
ピアノ線にも半田が付いている事を確認する
すぐに半田部分と全体を腐食防止のためアルコールやシンナー等で必ず洗浄しましょう
洗浄しないと すぐに さびが全体に発生して来ます
8) 結合完成
9) 取り付けられたフロート例
結合力に不具合も出ず 数年経過するも 問題なく飛行しております 〔経過追記〕
ロー付けよりも簡単に ピアノ線を結合出来ます
この半田方法は 各径のピアノ線も半田作業は同じです
ロッドの結合にも使えますが自己判断で対応願います
画像には手順説明用に別撮りしたものが含まれております
緊急時の他の対応一例(長いロットが無い場合)
私は ロットジョイントを芋ネジで締めてから全体に半田をして
使用した経験が有ります
あくまでも応急対応用です
この場合もピアノ線は磨いてから差し込んで半田をします
半田経過追記〔28/12/20〕
フロートのピアノ線半田状態の経過は 結合部の不具合も無く 飛行しております
耐久性も有り 強度も問題無いようです
自己判断ですが ロー付けされて見える方には 簡単で結合出来ますのでお勧めです
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