FET電子負荷装置 第3弾(試組み)
以前に紹介しました、FET電子負荷装置と
基本的には、同じですが、より簡単に製作できる、
大型抵抗を使用した、PチャンネルFET回路をサイト様より
参考にして手持ち部品で、試作回路を組んで見ました。
初期組み付け回路
部品点数が少なく、電流調整も 0~最大10A負荷に
対応できる回路です。
2Vが0.2A 10Vが1.0Aと読み換算します。
ヒートシンクは、テスト用として暫定品。
12V 10A負荷のテスト、(メーター表示1.0Vが1A、10Vは10A。)
ヒートシンクがテスト用の為に、1分が限界
負荷動作は、良好でした!。
本組には、ヒートシンク放熱量の考慮が必要で、
10A負荷には、シンク大型か強制空冷が必要です。
今回の試組は手持ち品を流用、
抵抗は、20Wのホーロータイプ、
15Wのセメントなどでも良いと思います。
SWは、125V 10A 6Pのスナップスイッチ。(2回路用)
電流容量が10A有れば、何でも良いでしょう。
VRは、10KΩ (B)。
メーターは、DC電圧計 15V用。
電流測定は 1Ωと10Ωの抵抗両端の電位差の電圧を電流読みにしています
つまり 抵抗に流れる電流の大きさで 抵抗の両端には電圧差が発生しますので
電圧計の値を電流値として読む事が出来ます
FETは、Pch Mos 2SJ380(10Aクラスの物は何でも可)。
自作向きの簡単で重宝する負荷装置と思います。
適当なBOXに組めば、立派な負荷装置と成るでしょう。
測定時間により負荷耐久の冷却考慮をして下さい。
追記(8/14)
後日 ヒートシンク大型で強制空冷テストを行った所、
10A用の1Ω抵抗の発熱が大きく、変色も、
20Wクラスでも 10A負荷は、数分が限界。
負荷時間を長く取りたい方は、1Ω抵抗のみ
W数をそれなりの大きい物に変更を!。
BOX内の通風冷却考慮も!。
あくまでも、自評ですのでご了承下さい。
1)第1弾 DC電子負荷装置 電流2A MAX
2)第2弾 FET電子負荷装置 電流5A MAX
3)第3弾 簡易FET電子負荷装置 電流10A MAX
今回、回路を参考にさせて頂いたのは、
FET使用のDC電子負荷回路を、これで3回路紹介しましたが
各回路を参考にさせて頂いたサイト様にお礼申し上げます。
各装置を重宝に活用させて頂きます。