塗装下地DOPE処理
紙張りが終わり DOPEによる塗装下地処理を行う
紙張りをした上からDOPEクリヤーを
万能エンジンシンナーで2倍前後に薄めて
全体に刷毛で重ね塗りをします
ド-プサイザー(引っ張り調整剤) を入れています
DOPE処理前の画像
DOPE処理中(4回重ね塗り後)の画像
光沢が全体に出て来て樹脂面状態に成っています
これで防水と強度が整います
後 1~2回塗って 最終処理のタルクを吹き付ける予定
この タルクを 紙面ぎりぎりまで削るのが大変なんです
自分おろか周囲が真っ白になります
参考1 タルクの代用品について
タルクの代用として赤ちゃん用のシッカロールパウダー白色が使えます
色物も有りますが塗装色への影響が未知です
白色は 実績も有ります
参考2 バルサ生地完面の処理について
紙や絹張り前の バルサ生地完面への下地処理は DOPEクリヤーを
万能エンジンシンナーで1.5~2.5倍に 薄めて 4~5回重ね塗りをする
回数は 表面状態場合によっては 7~8回行う場合も有ります
各回数とも 乾燥して 表面を軽く空ペーパー掛けして 表面のバリを取る
表面に光沢が出て樹脂状態に成ります ペーパーで表面仕上げをする
これで 紙張りや絹張り(強度を増したい場合)の下地出来上がりました
参考3 DOPE作業のサイクル
バルサ生地完面を DOPEクリヤーで重ね塗りし仕上げる 紙又は絹(強度を増したい場合)を
DOPEクリヤーで張り付ける
〔濃さは同じ物で良い 仮留めをしたい場合は
シンナー又はアセトンで周囲を留めることが出来ます 下地のDOPEが溶けて付く〕
上よりDOPEクリヤーをさらに重ね塗りをして仕上げをする
〔表面が樹脂状態に成ったら 水ペーパーで表面仕上げをしても構いません〕
最後に タルク混入DOPEクリヤーで仕上げ吹き付けをする
タルク吹き付け塗布部分を 空ペーパーで削り最終仕上げをする
〔タルク削り時は水を使わない 空削りをする タルク部分をほとんど削り取る〕
凹部分のみに タルクが残る程度まで削り込む 紙又は絹を切らない様に注意要
ペーパー削りは 必ずプラ板〔0.5~1.0mm厚程度の曲がるもの〕等で
ペーパーを押さえて行う 素手だけでは 削りムラが出ます
生地完が薄い板の場合は DOPE希薄液に張りや引っ張りの歪防止にドープサイザーを入れる
但し 入れると張りが変わりますので 張りの必要な部分には 考慮が必要
シンナー等の作業には 溶剤防護マスクを必ず着用して下さい
DOPEは 万能エンジンシンナーで希薄します
アセトンでも良く溶けますが 有害性が高いや気化が早いなどで 取り扱いが難です
絹張り周囲の仮留めなど 限定使用にしております
参考
絹張りの場合の追加訂正
絹張りの中抜きDOPE処理について 追加訂正記事が有ります
こちらでご覧下さい
こんな感じですか。
研磨が一番嫌いだけど神経使いますね。
削り過ぎに注意。
‥‥‥‥
名古屋支部さん亀山支部Uです
正にその通りです
紙まで削り過ぎない様に要注意ですね
これからが粉まみれーー!
ボチボチですが頑張ります