数十~数百mAの定電流回路
雨が続くので ラジコンの製作も・・・気が入らず
ちょっと一休みで 気分替えをしました
久しぶりに 電子パーツを触る 基板・・・ 程でも無いですが?
簡単自作用定電流回路
定電流回路は各種有ります
今回 数十mA~ 数百mA もしくは 8・900mAまで
使用できる 簡単な 定電流回路を ご紹介します
電流値は 抵抗(R) 1個の取り換えで 変えることが出来ます
この回路は 抵抗(R)を可変式(切り替え)、または 電源電圧を可変式にすると
LEDの発光輝度の可変が可能です
他にも 応用できる回路だと 思います
定電流テスト回路図
1A程度のMAX使用が 安心かも?
1Aを流すには それなりの ヒートシンクが要ります
実使用環境による 発熱状況を見て ヒートシンクを選んで下さい
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発熱損失量の計算
発熱量ですが、LEDに流す電流量と、入力と出力の電圧差が大きいほど発熱量が増えます。
一例、電源12Vで3VのFluxLED 2個直列に100mAを流すとします。
12VからLED電圧3V×2=6Vを引きますと6Vです。 6V×0.1A=0.6Wが損失として発熱になります。
発熱量に応じた 損失分以上の放熱板を取り付ける必要が有ります。
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テスト定電流測定回路構成
OUT端子では有りません
LEDは 基板のどちらに入れても 構いません
基板用主なパーツ
回路図通りに 基板に差し込むだけです
LM317の放熱
ヒートシンクへの放熱と絶縁をします
発熱は 電流値及び 電位差が大きいほど 大きくなります
電流値の実測
1W及び3WのLEDを使用してのテスト
LEDの最大定格電流よりは少なくしています
1W LED
抵抗Rは 10Ωを組み付け (1/4Wタイプ)
電源電圧は 定電圧で 6~7V程度を使用
抵抗Rは 1.7Ωを組み付け (1/4W手持ち無しで2Wタイプ)
電源電圧は DC 6.8V ( 可変定電圧タイプ 3A容量機器)
I=1.25÷R
例1
LEDに必要電流を 0.1A (100mA)とすると
0.1=1.25÷R
R=1.25÷0.1
R=12.5〔Ω〕 ラフで良い場合は前後の数値を使用
Rを可変VRに変えると可変定電流回路に成りますが
VRと直列に過電流防止用に1.0Ω位を入れて過電流の防止をして下さい
電流値がもう少し欲しい時は LM317Tと互換性のある
LM350T(3Aタイプ)
LM3338T(5Aタイプ)が有ります
電流値の違いのみですが 規格表を ご確認下さい
実際に LED等を 点灯させるときは LEDの規格表を基に
定格電流値や端子電圧等を必ず厳守して下さい
参考情報
1W~3WLED用等の定電流基板が 安価で出ています
専用の放熱フインも有ります
秋葉原の秋〇電商さんで 各種扱って見えます〔〇に月を入れる〕
メイン画面⇒組み立てキット⇒電源キット⇒LEDドライバーキット
右サイドバーにリンク有ります
追記参考
1)この回路は 定電流回路です 定電圧回路では有りません
2)LEDの点灯電流は 規格値の90~95%程度で使用する方が 安心です
発熱も押されられて長持ちします 規格以上の電流を流すと破損します
(LEDの種類により 使用電圧と使用電流は異なります 規格表を参照)
3)使用発熱状況により ヒートシンクを付けて放熱処置をして下さい
電流を徐徐に増やして 発熱状況を確認しますが
始めから付けて置いた方が無難です
私が定電流回路を探していたのは低抵抗を測定するための測定電流のための回路でした。
4端子法というケルビン接続で電流を定電流で流し、低抵抗の電圧降下で電圧を測定し、電圧/電流=抵抗値とするものでした。
それでよろしいと思います
定電圧回路後に 定電流回路を入れれば大丈夫です
使えると思います