ピアノ線に鉄プレートを半田結合
4mmФ前後のピアノ線に 鉄プレート等を結合する場合の一例です プレートは 鉄、真鍮、ステンレスは可能です
半田はステンレス用を使用します
(ジュラルミン、アルミ板は半田不可能です)
今回 製作中の機体で 翼のV支柱の固定時に使う 鉄プレートの結合方法を
アドバイスを頂きステンレス結合した方法です
ピアノ線とプレートの結合強度も十分に有ります 複葉機主翼の支柱固定で問題なく飛行しております
参加画像追加(R01.09.30)
🛩️画像は最新のプレート半田加工機体です
1) 今回真鍮製のハドメを使用する
(ステンレス用半田を使用するのでジュラルミン、アルミ製のハドメ品は付きません)
ジュラルミン板とアルミニウム板はロー付け方法となり簡単には出来ません
ピアノ線直で プレートを半田付けすると強度が有りませんので下記の方法を行います
真鍮製ハドメの頭の表面を平らに加工する
片側(下)のヒダは のばす
今回の方法はカシメをしませんので内径が合った物を準備する
2) ハドメをピアノ線に差し込む
隙間無く入るか確認
ハドメは各種有りますがどうしても内径が合わない時は加工して下さい
金ノコ等で切り取り少し広げて径を合わす
半田は全体に浸透し隙間を埋めます
3) 半田をする部分を粗ペーパーで磨き油脂分の除去をする
ピアノ線と鉄製か真鍮製、ステンレス製の板の貫通する穴の周りを
ハドメより広くペーパーを掛けて置く
(ジュラルミン、アルミ板は半田で付きませんNGです)
ハドメは新品で有ればシンナー等で洗う程度で良いペーパー不要
4) ピアノ線にプレートとハドメを差し込む
片側のみハドメを入れて結合する場合
両方にハドメを入れる場合
その他用途に合わせて差し込み対応が出来ます
半田後は結合強度も十分に有ります
5) 位置を合わせて半田付けをする
必ずステンレス用の半田を使用する (電気用半田は付きません使用しない)
ステンレス半田・フラックスが入った ステンレス半田セットが有ります
製品の一例です
ピアノ線が太い場合には 半田コテは 100W前後の物を使用する
6) 半田結合が済んだ鉄プレート部
全体に流れるまで加熱する
今回 製作中のニューポール17でV支柱固定部に
この方法を使用しています
お断り 説明用に 一部の画像は後撮りをしています
半田後 ハンダ部分の周囲に錆びが出ますので 全体を洗浄して下さい
半田のフラックス煙は広い周囲に付きます
追記
文章の表示内容を一部詳細追加しました
半田方法の内容は変更有りません
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