今朝のめざましテレビのエンタメ情報でカンヌの西島さんが出るというので見ました。今日が休みでよかった!
「満員の観客から熱狂的な拍手」みたいな(うろ覚え)ナレーションがありましたが、
画面では空席も見えて拍手もなおざりな印象でした。映しているところが違うのかな・・?
西島さんも「立ち見も出るくらいの」とおっしゃっていたので、別作品の客席だったのかも。
フランス人の記者(?)のかたがインタビューで「アメリカ映画のよう」とコメントしていたので、
日本的なアクションとはどんなのなんだろう、と考えました。
昭和の任侠映画もそうかもしれませんが、北野監督の数作品で描かれている暴力描写が絶賛されるのは、「日本的なアクション」だからなのかもしれません。
陰のというか事務的な暴力というか、日本人特有ではないのかもしれないし、
組織的な暴力としてのマニュアルであって各国共通なのかもしれませんが。
そこに北野監督の日本人の感性が表れているからこその表現なのかもしれません。
西島さんと香川さん主演だった「ダブルフェイス」も、人物の内面が深く掘り下げられていると同時に
日本的なアクションだったように思います。
結局「日本的」ってなんだよ、って言われると「うまく言えません」としか言えないもどかしさがありますが、
一言で言えない複雑なものですとしか。
それを言えばどんな国民性も一言では言えない、その国に長く住む者にしか理解しえないものがあるでしょう。
西島さんの演技や声には、そんな「一言で言えない曖昧としたもの」が宿っているように感じます。
だからこそ、各国の映画好きの、暗い情念に惹かれる人々に愛されるのかもしれません。
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