正直、今年の自動車業界動向に明るい光は見えてません
そんな業界内でも可能性を見い出し、会社存続の為の施策を練らないと生き残りは難しいと考えております
そんな状況下…2012年業界予測(勝手な私的予測)
実は業界に望まぬ声の多い「エコカー補助金」復活による業界打撃
実は自動車メーカーが需要拡大で待望・賛成論の多いと思われている”復活補助金”…実は業界では課税理由の無くなった「自動車重量税」「自動車取得税」の廃止論の方が熱い昨今。前出の2税は自動車道を整備する為に創設された過去の税収。これほど整備された自動車国家の日本においては徴収無用の理由無き財源。消費税の増税でこれほど世間が騒ぐ中、それ以上の財源であるこの2税を廃止する事が出来ない国家財政事情も分かりますが、廃止出来ないから別名目での”補助金”・・・果たして納得がいくモノなのか???
この施策で潤うのは新車ディーラーのみ(メーカーは…)
特に中古車業界は2010年に続き大打撃をうけるのは間違いなし。特に高年式の中古車は敬遠され新車需要が喚起され中古車購買意欲が減るのも過去の経験から必至。国内市場に良質中古車の流通が少なくなる事も予測されるので当然、オークション市場を含め業界全体の冷え込みが予測されます。=業界の淘汰か???
私的な予測では…
大規模展示場を抱えた業者か、オーダーを抱えた小規模バイヤーか・・・二極化する中古車売買事情
円高による更なる日本自動車メーカーの空洞化と中古自動車の打撃
元々の自動車メーカーの損益分岐点である円相場の基準は数年前に崩れており、1$80円を切ったら国内での生産は出来ないと言われる自動車メーカー事情。新車需要を支える工場は海外からの逆輸入に頼り、堅調だった欧州でも日本向けを生産か???新車需要は間接的に中古車業界を襲いますので年度内に目に見えて低迷する事が予測されオークションでも下取りが売りにくく、良質中古車の仕入れが困難になり相場に反映してくる事が予測されます。
私的な予測では…
ここで発売されるトヨタ「AQUA」等のエコな新車オーダーが集中し高年式車の買い得感が薄れ
人気が集中するハイブリッド&エコカーの中古車が値崩れをおこす予測
自賠責保険の問題が表面化(存続の危機)
昨年度も引き上げれられた強制保険ですが、平成25年度にも更なる引き上げが予定されております。保険業界の抱える問題もありますが、運営上の問題にも指摘が…。赤字体質から脱却する為にも、任意保険との共存体制の構築が第一ではないかと思います。保険料の内訳の付加保険料が無駄ではないかと取り沙汰されておりますが、根本的な赤字体質に問題が。自動車を維持する際の経費の算出にも目安とされる自賠責なので、更なる値上げは若年層のクルマ離れの要因にもなり、影響が懸念されます。
私的な予測では…
お客様からの車検整備料金が高いと指摘を受ける可能性があるので、値上げ前の告知・周知徹底が必要かと
ここ数年地味だったカラーリングからエコカーの影響で有彩色が多くなる
乗るのが恥ずかしくなる様な派手目なカラーリングのクルマが増え、道路上も明るくなる予測が業界内で囁かれております。確かにここで発売される「AQUA」もかなり派手なバリエーションでの登場。イメージ先行でも結果ユーザーに与える印象はここ数年にはなかった明るく有彩な感じになる事でしょう。
私的な予測では…
とは言いながら、中古車人気は”黒”白”シルバー”か
トヨタの社長肝いりの「86」戦略が・・・
スバルと共同開発のNewスポーツクーペ「FT-86」の発売に合わせて各ディーラーでは専門窓口を設けて、チューンドそしてドレスアップのチャンネルを用意。特別イメージを強調して商業的には決して成功したとは言えない”レクサス”に次いで86戦略に出る意図は???私的には興味有りなNEWモデルながら、今の時代ハイブリッドでもなければATは昔ながらのトルクコンバーターの86。もちろん販売のメインはマニュアルM/Tでしょうがメインターゲットが40~50代の”AE86”を知る年代層だなんて…。若者はターゲット外のビジネス戦略に???
私的な予測では…
スバル「BZR」のSTIモデルの後発登場前にトヨタディーラーチューンで対抗する姿勢ありあり
私的にはスバル技術の結晶と言えるFRスポーツなので買うなら”STI”