小さいが確かに酔芙蓉の蕾だ。
10月中旬頃咲くでしょう。
しびれが取れない身体。
何とかしたい。
しびれには薬がない。
我慢しかない。
このくらいで我が儘は言えない。
大変な痛みで苦痛を耐えている人が多い。
入院した時途中で同室になった若い母親。
寝ていても始終足が跳ね上がる。
叫びと跳ね上げた足の音がバタンバタンと響く。
ついに足をベットに結わえられた。
自分では跳ね上がる足をどうすることも出来ないようだ。
とうとう病名が決まらず大学病院に転院を医師が提案した。
家族と医師の話し合いをベッドの隣でしている。
家族は大学病院に転院することに反対している。
大学病院では実験材料にされることは耐えられない。
今のままここにおいて欲しいと頼んでいるようです。
この先はよく聞こえなかったがすぐに部屋から移っていった。
もう10年以上過ぎたが今でも思い出す。
今日の花。
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