春にめずらしいミントを育てませんか。言われて頂いたのがコルシカミント。名前から見ると地中海にあるミントなのかしら。夏の蒸れは苦手ですから半日陰に置いて下さいね。そこでモミジの木の下に置いて大事に育てたつもり。今年の夏の暑さでダウンしたようで枯れてしまいました。がっかりです。 しばらくぶりにお会いしたSさんに、せっかくいただいたコルシカミント残念ですが枯らしてしまいました、ごめんなさい。 もう一度育てやすい秋になったら持ってきます。でも枯れた鉢は土を捨てずに置いといてください。種がこぼれて芽が出るかもしれないので待ってみてください。 言われたように秋には青々とした芽がびっしり、ふかふかとした絨毯のような感触。 先日Sさんが私のテーブルの下にビニール袋に入った植木鉢を置いていきました。。 見るとお願いしていたコルシカミントとワイルドベリーの寄せ植え。今度こそ大事に育てます。 ミントの中では一番小さい葉が連なって、春には可愛い花も咲くようで楽しみがまた出来ました。
一日の利用者が約80名、利用日は1日から6日までいろいろ。たくさんの利用者のうち二階でリハビリをする人は時間ごとに別れて約50名くらい。私は半日利用ですから二階でもっぱらリハビリだけ。毎日顔を合わせる人は30名くらい。 手順も解ってきたので、流れ作業のようにリハビリをこなせるようになっています。少しゆとりも出てきたようで周りの人を観察できるようになってきました。人のふり見て我がふりはのつもりで、どうしても自分と同じ病気でリハビリに来ている人に目が行ってきます。私のように装具を付けているのは女性では私ともう一人。男性は7名。装具を付けていなくても脳溢血で歩くのが不自由で杖を付けている人は数名。歩けそうでも車椅子から離れない人も数名。それぞれに思いがあるのでしょうがリハビリを真剣にやって良くなって欲しいな。 気になってしまうのが話し言葉。言葉がはっきりと発音の音が出難い。男なのに甲高い声になってしまう。私が気になってしまうのやたら甲高い声で言葉のはしばしが子供っぽい口調の人、男だから大人の口調で毅然としていてほしい。 ほとんどの人は仕事をやり遂げてゆったりと過ごしている人の方が多いのだけれど。 顔を合わせると必ず挨拶を返してくれるのは年齢に関係なくいつまでも紳士的な人。
マシーンを終えホットパックで腰を温めいい気持ち。 ストレッチマッサージで腕と足を十分にマッサージをしていただきました。段々寒くなってきたのでマッサージを受けている間の先生との会話はおでんと餃子の話。 食べ物の話になると頬が緩みます。
マッサージが終わりベットで装具を付けていると目の前で椅子に掛けている方。 「まあ、しばらく。以前は足湯で何度も会いましたね。」 最近はすれ違いのようであまりお会いすることが無かったので声を掛けてしまいました。 私の隣に来てベットに腰かけながら挨拶くらいしか話したこともなかった彼女と最近の施設での過ごし方の話をしました。
いつも一緒にいた人は週一になってしまったので、他の人とあまり話すことはなくなってしまった。話しているうちにとても亭主関白の旦那さんの話。数年前に癌で亡くなってしまった。だいぶ困らせられたようで亡くなってほっとしたことも事実。 でもね、亡くなる直前に 「勝手ばかりで、お前に苦労かけて悪かった。」 と言ってもらえたの。
癌という病気で良かったのかもしれないわね。事故とか他の病気では突然に亡くなることがあるでしょう。癌でしたら亡くなる時期を覚悟の上、迎えることが出来るのでその間に思いのたけを話せる時間を持てます。あなたも大事な旦那さんから詫びの言葉をいただけて良かったわね。
送迎の車の運転手に神さんの所は羨ましいと神さんが降りてから残っていた人が言っていました。「何と言っていたの。」 車を降りるところから玄関に入るところまで仲良く手をつないでいるのが羨ましいと言っていました。 「だって段差があって玄関に上がれないんですよ。手を繋いでいることには意識していなかった。見られていたのね。」
俺なんかあんなにやさしく手を繋ぐことはできない。今更恥ずかしくて。なんて言っていましたよ。家に帰って今言われたことを話すと、「当然だろう。私は介護が第一、仕事もあきらめたのだから。」 ウフフフ ! こんなこと言われて信じられる? 冗談かしら。
今日は静かなリハビリ風景。 みんなそれぞれ自分の体調に合わせて黙々とマシーンを動かしている。 メモリの調節を係りの人に聞くくらい。穏やかな時間が流れた。マシーンを終えて一休みをしていたら、Nさんを介護士さんがカラオケに行きましょうと並んで連れて行った。見回すと卓球をするつもりで待っていたYさんの姿が見えた。相棒を連れていかれたのでがっかり。しばらくしてカラオケの部屋から帰ってきた介護士さんにちょっと一言。 Yさんが相棒を連れていかれてがっかりしているわよ。ほら、あそこで一人でコーヒーを飲んでいます。「ごめんなさい、気が付かなくて、ぼんやりしていたのでカラオケに誘ったのだけれど。」 朝から今日は卓球が出来ると楽しみにしていたようなの。話しかけるとずいぶん生き生きと話をしてくれるようになっているよう。ただ一人になると何をしたらいいのかと、ぼんやりしているように見えてしまう。時間のあるときはどんどん話しかけると楽しい話をしてくれるからお願いしますね。 隣で聞いていたNさんが神さん、相談員で雇ってもらったら。話を聞いてもらいたい人たくさんいますよ。 私を雇ってもらいますか、と大笑い。
今日のリハビリ施設での話題は利根川に入水自殺。それも長い間のお母上の認知症の介護疲れ、その上体調悪化で職を失ったお父上、生活費にも影をさした様。追いつめられて家族の自殺。悲しいニュース。
「どうしてここまでほって置かれたのかしら。」 「私は70歳になった時に独り住まいの人には民生委員がすぐにやってきてこれからの生活で困ったことが起きたらといろいろ話に来てくれた。」 「私の所の民生委員は仕事を持っているので何も言ってこない。」 「うちの方はどなたが民生委員だか知らないわ。」 「どなたかが相談に乗ってくれなかったのかしら。」 「認知症のお母様だけでも預かってもらえることはできなかったのかしら。」 「でもね、地方の場合は周りの目を気にしてなかなか預けることはできないのよ。私の田舎の父もリハビリを考えても絶対、いやだと聞いてくれない、みっともないことはできないというばかり。」 「自治体からはアドバイスは無いのかしら。」 「無理よ、自分の方から行動を起こさない限り援助はしてもらえないようよ。」
皆さん、身につまされたようで話が止まりませんでした。
水曜日からレッグプレスを装具を外して乗るようにしてから4日。我慢できないビリビリする痛さが出ない。ビリビリの感覚はあっても痛さにまで行かない。普段自宅で歩くときもたまに装具が正しく履けていないときは痛みがあるがきちんと履き直すとおさまる。しっかりと歩けることは生きていけることに繋がる。歩きたくても痛さがあっては思う存分歩行練習が出来ない。4日間我慢できない痛さがないということは明日からのリハビリで思いきっり歩行練習をしよう。あまり頑張りすぎると「あんまり無理するなよ」声が掛かる。有り難いアドバイス。皆さんはのんびりとリハビリしているので、無駄話もせずにマイペースでやっているのですが頑張っているように見えるのでしょうか。 明日のリハビリが楽しみです。
2年半のリハビリ施設の人間模様はどんなかってわかりますか。若いk利用者は順次良くなって実世界に帰っていきます。年齢の高い人は何人かはさようならと別れがあります。ほどほどの体調の人は(一番人数が多い人達)仲良しになって、姿が見えないとお互いにどうしたのかと心配しあいます。認知症の症状のある人は特に若年性人は症状の進むのが早く初めの頃は普通に話していたのにどうしちゃったのかしらと思うくらい症状が進んで、さあ、椅子に掛けてと言われて椅子の腕木に座ろうとしたりしてそのうちに姿を見なくなってしまった。聞けば他の施設に移りましたとのこと。
娘さんの希望でもっと早く治るはずなのにどうして進歩がないのと言われてリハビリの評判の良い病院に入院するからと移っていった方。ここではリハビリを強制しないのでウォーカーを頼りで2周ぐらいしか歩いていなかった。これではなかなか良くはならなかったのでしょう。今どうしていますか気になります。 今問題を起こす人が一人、どうしたのか時々大きな声で周りの人をいらつかせる人がいます。周2日ですがその日は今日は何を言い出すのかと注目。今や職員会議の議題に上がるようでケアーマネジャーにも話しているようですがこれからどうなっていきますか。問題はそれくらいかしら。そのほかは楽しい事ばかり。さあ足の痛さも少し和らぎ始めたので頑張っていきましょう
今日のマシーンのバイオサイクルは装具を外す。今まで装具を付けたままで乗っていたレッグプレスは装具をはずすことにした。まだ下から上がってきた人たちは体操をしていたのであわてずに自分で装具を着脱することが出来た。しっかりと階段の練習もこなし全体の運動がスムースにこなすことが出来た。特に飛び上がるほどの痛さが出ずに済みました。これでレッグプレスで装具を付けないのが良かったのかはまだわかりませんがしばらく続けてみようと思います。家に帰って歩数計を見るとなんと1148歩になっていました。これからも痛みが出ませんように。
外目には良くなっているように見えているようです。そんな時ありがとうとお礼の挨拶をします。自分にはどうしても自分の身体がふがいなく思え落ち込みます。マシーンを使っているときにふっと思ったのは1番のレッグプレスの使い方。 ここ半年前から、今までは乗るとき装具をわざわざはずして乗っていました。乗るときには介護士さんに頼んで装具を外すのを助けていただいていました。段々利用者が増えて来て乗り降りの度に装具を付けたり外したりで時間をかけると周りに迷惑かなと装具を付けたままレッグプレスを使うようになっていました。今までは足の裏の痛さが無かったのにだんだん痛くなってきたのはこんなことも原因なのかしら。はっきりとは分からないがマッサージの先生にどうかしらとお聞きしたら自分で違和感を感じるならば装具を外して様子を見ましょう。今までのペースでは込み入る時間帯ですから11時過ぎの空いたころにしましょう。
明日からはレッグプレスはバイオサイクルと同じく装具を外して乗るようにしましょう、良い結果につながると嬉しいな。
そろそろ年末の準備かな。身体を悪くしたり、高年齢になったりすると、梯子に昇ったり高いところを見上げたりすると怖いし、もし梯子から落ちたらと思うと今までは綺麗な花をつけて楽しませてくれた木々が重荷になってきます。枝が伸びすぎて電線に触るのではと心配にもなります。どうしようかなと考え、枝切りのサービスの広告を目にしてダスキンに電話したところ10万くらいになるとの事でこれでは予算オーバー、次に市のシルバーサービスはどうだろうと思いましたがお話を聞いてもう一つ納得がいきませんでした。どうしよう、何かいい方法が無いかしら。リハビリ施設でもやはり庭木の始末で困っている人もいました。「私がお願いしている庭師さん、毎年年末を迎えるころ綺麗にしてくださるので私一人なので今は安心なの。」家に帰って相談するとこんな小さな庭でたいした木でもないのに庭師さんに頼むなんて贅沢ではないか。断られてしまった。 次のリハビリの日に彼女に話すと「そんなに高くはないわよ。一度聞いてみたら。」
早速電話してお話しすると近いうちにお伺いします。まだ若い庭師さん、庭木を見て見積もりすると2万円でいいです。お願いすることにしました。刈り込んだ庭木の始末もすべてします。ずいぶん悩んでいた伸びきった庭木の刈込み、こんな簡単に解決するなんて。
”庭や 石島”の若き庭師さん二人の職人を連れて約一時間半、ばっさり、チョキチョキ刈り込みました。杏、もみじ、きんもくせい、雪柳、名前の知らない木。床屋さんに行ったばかりの頭のようにすっきり。彼らの鋏さばき、見ているだけで見事な腕、やはり職人さんはいいですね。
昨日はとても元気だったNさん、今日の体調は? マシーン運動を終えテ-ブルに戻ってコーヒーで一休み。Nさんの卓球相手のYさんは今日は休み。きっと一人ぼっちではないかと、周りを見るとストレッチ用のベットの端に腰を掛けぼんやりしているNさんの姿。そこでそばまで行って御加減はどうですか。ばっちりですと元気な声と明るい笑顔。隣に腰を掛け今日は何をテーマにして話をしようかな。そうだ、大好きな飼っている犬の話をしよう。猟犬だと早くて一緒に走るのは大変でしょう。それをきっかけに話す、話す。朝早く畑に行くと鳥がせっかくの作物を荒らすので猟犬と一緒にそっと近づき合図すると犬が飛びかかる。キジを良く捕ったよ。きれいに捕った時ははく製にしたこともある。キジはケーン、ケーンと鳴くから私はケンちゃんと呼ばれていたので、自分が呼ばれたようだよ。農家の人に鳥を追い払ったお礼に食事をご馳走してもらったり。猟銃を持っていると毎年警察の検査があって面倒なんだ。もう使わなくなったので警察に返納したから、楽になったよ。鳥の鳴き声や鳥を撃つ時の格好をしたりと楽しい時間でした。
体操を終えバイオサイクルに乗っていたら男性が10人ほど二階に上がってきた。今日は来ているかな。体調はどうかな。顔ぶれを見るといました。笑顔も見える。今日の体調はいいようです。安心しました。先日身体が固まってしまったのでその後どうしたのかと気になっていました。マシーンを全部済ましてちょっと休憩。アッ、卓球を始めた。様子を見ているとなんと今日の卓球はなかなかラケットで受ける音もいい。めずらしくラリーも続く。「調子良さそうですね。」声を掛ける。「絶好調でーす。」と答えてくれた。 認知症の病状は起伏があるようです。今日の彼を見ていると何も普通の人と変わりがなく難しいなと思います。このままでいてくれたらと望みます。
自分では背筋をまっすぐにしているつもりでも右にどうしても傾いているようだ。背筋を伸ばしてのつもりで身体を起こすようにして歩く。理学療法士の先生にマッサージを受けているとき、右腕を左側の前方に上げてみてください。右のわき腹をよじる様に精一杯腕を伸ばした。まだまだ、もっと伸ばして、いじわる、先生の手が届かないくらいに離れていく。何度か繰り返した。背筋がまっすぐに伸びるようになるために。 ひとつ、これをしてわかったことがある。ウエストの所が左と違って右は肉の塊がのっているようなくらい、膨らんでいるのです。てっきり太ってしまったのか、調子の悪いせいで運動が出来ないからとあきらめていた。先生が指導してくれたねじりをしばらく続けてみよう。ウエストがシャープになるとうれしいな。
先日身体が固まった人と卓球の相棒と顔を合わせたので先日は驚きましたねと、挨拶。先日はどうして固まってしまったのですか。 サーブしようとして球を卓球台に置いて球を転がすようにしたら球が動かない。変だな、球が動かないなんておかしいなと、考え込んでいるうちに身体が固まったそうです。他の人の言葉かけにも反応しなくなってしまった。私は固まった人を見たのは初めてだったので彼にこんなことたびたびあったのですかと、尋ねました。 時々ね。段々間隔が近くなったように見えます。 正気の時は冗談を言ったり、朝の猟犬の散歩も彼の役目だと言っています。 薬も飲んでいるようですが2年の間に症状が進んでしまったのでしょうか。気を紛らわす会話だけではなんともならないのでしょうか。何もできないのが情けないですね。
気分を変えましょう。丁度今、パソコンへ向かう前に読んでいた小説が柴田哲孝さんの”狸汁 銀次と町子の人情艶話”。流れ板長、いかにもという粋な遊び人風情、女房は色香のある女の二人の小料理屋。 決して安くはないその上入口には「一見様御断わり申し上げ候」板前の腕は確かで予約客、それも10人くらいの店。狸汁、初鰹、鯨のたれ、クエづくし、鱧おとし、鮎うるかなど美味しいだろな。読んでから文字からも美味しく食べたような満足が味わえたところでパソコンに向かって開いたところヤフーニュースに和歌山沖で大きなクエを釣り上げたと出ているではないか。いま読んだばかりで驚きました。