事業部のHです。
先日の台風24号で、静岡県では未だ大規模な停電が続いているとか、
当然、信号機も点いてなくて、事故が多発しているという報道がありました。
地域の皆様には心よりお見舞い申し上げます。
ここ札幌も、先日の平成30年北海道胆振東部地震で、
(北海道内全戸が)停電しました。
大きな病院周辺から復旧したらしく、
(未明の3時過ぎに停電して)その日の午後2時には復旧した地域もあり、
あの暗闇を全く経験しなかったという友人もおります。
でも、私の住む地域は、札幌市内でも郊外にあり、
オール電化のマンションのため、
照明はもちろん無く、断水し、熱源も無い~という状態でした。
3日目の夜にやっと復旧したので、結構大変でした。
地震があった当日は、自宅待機ということになりましたが、
何せ、停電テレビも観られない...
そうそうトイレにも行けない...
なので、日のあるうちは、
携帯ラジオを聞きながら、読書していました。
飲料水は買い置きがありましたが、
お湯を沸かすことが出来ないので、大量に備蓄しているカップ麺は役立たず...
スルメをかじって、トマトジュースを飲んでしのぎました。
翌日は、出勤したのですが、公共交通機関は全滅
タクシー会社の電話は通じず...
マイカ-で、信号の無い公道を運転するのは恐怖でした
それでも、札幌は比較的、事故が少なかったそうです。
「北海道人はもともと信号を信用して無いからじゃないか」とは、
商品部のNさんの発言です...
「だって、雪道でブレーキ効かなくて交差点入って来るクルマあるしょ」
そう言われたら、そうかもしれませんが。
事務所で、ポットにお湯を入れ、トイレ用の水を汲んで、
また信号の無い道路を運転して帰るのは本当に恐怖でした。
暗くなるともっと恐くなると思い、
みんなで明るいうちに事務所を閉めました。
お風呂に入れない、髪も洗えない...
給湯器には熱湯に近いお湯が入ってるのに出せない...
思わず給湯器をパンチしました(痛)
仕方無いです、買い置きのシーブリーズとデオドラントシートでしのぎました。
さすがに3日目の夜は、泣き叫びたくなりました。
窓から見える景色は闇でしたから...
(日中は事務所で仕事していたので気が紛れましたが、)
ひとりになると心が折れそうだったので
ベランダに出て、(ベランダから札幌の中心部の明かりが見えるので)
座り込んでラジオを聞いていました。
ぼーっとしていると、明かりが近づいて来るのが分かるんです。
信号が点いて、街灯が点いて、
高い建物のエレベーターホールの蛍光灯が点いて、
ああ~きっともうすぐだって思って...
最後に、近くで歓声が上がったんです
キターって、私も叫んで
直ぐブレーカーを上げに行きました。
最初にトイレの水を流しました。
洗濯機のスイッチを入れました。
電気って、本当に有り難いですね
その後、
ガソリンスタンドは大行列で、給油量に制限があったり
スーパーもコンビニも、陳列棚が空っぽで商品が何も無かったり
トイレットペーパーや電池の買い占めがあったり
世間では、不都合なことは続いていたのでしょうが、
私自身は、2週間、一切買い物をせず、
冷凍庫で溶けかかったものを順に食べて過ごしました。
まだ、毎日のように余震が続いています。
それも震度3とか震度4とか、結構大きいです。
また停電になったらどうしよと思い、
ちょっとストレスです
でも、時間は止まってくれないので、
落ち込んではいられません...
前を向いて行くしかないです