きもの和らいふスタッフブログ/札幌を中心に北海道で振袖をレンタル&販売の日々

大正元年創業の老舗呉服店とは思えない(◎_◎;)スタッフのゆるーい日常を綴っています。

キモノを着た後

2014年10月30日 | 日記
事業部のHです。

大創業祭(終了)から10日も経っているのに、
今日、やっと最後の帯(ずっとハンガーに吊しっぱなしだった)を
箪笥に仕舞いました。
半衿は、まだ、洗面所の物干しにぶら下がってますが。
アイロンかけるのが億劫で、次のお休みにでも~と思っています。
それでも、・・・今回は結構早くに片づけたほうだと思います。
(ひどい時は1ヶ月以上、部屋に放置していますから。
今回は、雨の日美人ガード(和らいふオリジナルガード加工)を
施してあるキモノを着用したので、
とっととアフターに出しちゃいましたから。

やっぱり、ガード加工してると“らくちん”ですね。
(以前はキモノのみでしたが、)
ここ数年は、帯にも、長襦袢にも、ガード加工を施してます。
とにかく、後始末が“楽”です。
キモノを着るのが“億劫”でなくなります。
・・・呉服屋がこんなこと、言ってていいのかしら?

先日、振袖レンタルのお客様からお電話を頂戴したのですが、
“前撮り”の後の衣装の扱いにお困りのようで・・・・

来年成人のお嬢様には、今年の春・4月から、前撮りの受付をしており、
早い時期に撮影された場合、一度、当社でお預かりして、
アフタークリーニングして、成人式当日に間に合うよう
改めて納品させていただくのですが、
10月以降に前撮りされるお客様には、納期トラブルを避けて
アフターをお預かりしておりません。
(万一、成人式当日に間に合わなかったら大変ですから。)

レンタルのお客様にも、10月以降は、撮影後、そのまま成人式まで、
衣装一式をお持ちいただくことにしています。
そのため、撮影後のお衣装の取り扱いとして、
「一晩吊してから、たたんで畳紙に入れて保管して下さい」と、
お願いしています。

ところが、電話のそのお客様は、
・吊す場所が無い 
・専用のハンガーが無い 
・たためない
と、おっしゃるのです。

不親切でした。反省です。
確かに、現代建築では、(背丈より長い)キモノを吊すような
鴨居も梁も無いですよね。
キモノをお持ちじゃない人は、
キモノ専用のハンガーなんて、当然、お持ちじゃない。
キモノがたためないのも不思議なことじゃないです。

うちの新入社員だって、
最初に教えるのは反物の巻き方とキモノのたたみ方ですからね。

お母様、
吊さなくてもいいです。
当社のお振袖は全てガード加工を施してあります。
撮影した後、スタジオでたたんで箱に仕舞ってもらった
そのまま保管いただいて大丈夫です。

(成人式)当日ですか?
ちゃんとたためなくても大丈夫です。
縫い目、縫い目を合わせて、小さくまとめていただければ、
そのまま箱に入れて送り返して下さって結構です。

ご心配おかけしました。
説明不足で申し訳ございません。

・・・私なんか、
ズボラだから、キモノ脱いだ後、1週間くらい平気で放置するし、
吊したら吊したで、1ヶ月放置することもあるんですから。
・・・とは、言いませんでしたが。

海千山千

2014年10月23日 | 日記
こんばんは。
最近シチューばかり食べてる清田店のSです。

もう秋、も過ぎようとしている今日この頃。
だんだんだんだん冬の気配を感じます。
冬の訪れる前のこの季節はなんだか懐かしいような、
寂しいような、そんな気持ちになります。

さて、「海千山千」という四字熟語がありますが、私はこの四字熟語が好き?というか面白いなーなるほど。と今一番興味のある日本語なのです。

みなさん意味はご存知でしょうか?「海千山千」と聞く分にはすごく綺麗な響きではありますが、
実は「様々なことを経験して、世の中の裏表を知り尽くしてずる賢いこと」だそうです。

ずる賢い、なかなか悪い奴に使う意味だなと聞いた当初は私も思いましたがこの四字熟語の由来というのが、
「海に千年、山に千年住んだ蛇は竜になる」てことらしい。

そういうことを考えるとずる賢い、というマイナスイメージではなくてこの世の中で生きていくには綺麗なだけではいけないし、汚い部分も知らなきゃいけない。そうやって人や物事を見極める目を養い、知恵をつけて偉大なものになる。っていうすごく素敵な四字熟語なんだな。って私は思いましたが、違うかしら。

とにかく「海千山千」、私の好きな言葉でした。
なんせ蛇が竜になっちゃうんだからすごいことですよね。そりゃ。

それでは、おやすみなさい。

花喰い鳥

2014年10月20日 | 日記
事業部のHです。
大創業祭、本日最終日です。

今回の催事のテーマが(今更ですが)
「奈良・東大寺・正倉院展」でした。

ご来場のお客様へのプレゼント(来場記念品)も
国立博物館に行かなければ手に入らない

こんなお洒落な手鏡でした。

この手鏡、3柄、ご用意していたのですが、
上の画像が
「漆金箔絵盤」と「五弦琵琶」で、
下の画像が、「花喰い鳥」なのですが、


初日に社長さまが、
この「花喰い鳥」(はなくいどり)を
「虫食い鳥」(むしくいどり)と言い間違ったことから、
何故か「はなくい」より「むしくい」の方が言いやすいのか、
つい、「虫食い鳥」と口から出てしまい、
その度、訂正しているのですが、
気を付けようと意識すれば、するほど、
何故か「虫食い」(むしくい)になってしまい、

いつの間にか、「花喰い虫」(はなくいむし)と言ってしまい、
もはや、“鳥”ですらなくなって、
自分で言っておきながら、吹き出してしまいました。




うれしづくし

2014年10月18日 | ご案内
事業部のHです。

昨日から札幌グランドホテルで「大創業祭」です。

京都発のお洒落な“キモノ”の提案「うれしづくし」
をご紹介します。

和らいふの、ホテル開催の展示会としては
価格も商品もカワイイ・・・・(どういう意味じゃ?)

まぁ~、言うなれば、若い娘向きってーの。
・・・私には、ちょっと、もう無理かな・・・ってカンジの。
ディスプレイも、こんなカンジ。



帯留めなんですけど
こんな風に、3個づけするとカワイイでしょう



いかがでしょうか。

私は、今、この草履を買おうか~悩んでいます。

火鉢

2014年10月14日 | 日記
事業部のHです。

日本列島は、2週続けて(しかも週末に!)
台風直撃で大変な被害に遭っていますが、

ここ、北海道は基本的に“台風”は来ません。
今回も、やっぱり来ませんでしたね。

でも、10月になり、秋が深まるにつれ
ひと雨ごとに寒くなります。

雪が降ってしまえば、諦めもつくのですが、
それまでの、この期間が、とにかく寒くて、辛いです。

事務所はとっくにストーブが欠かせなくなっていますが、
我が家は、毎年12月1日まで
ストーブは、電気のブレーカーを切っています。
これまで、どんなに寒くても、ガマンしてきました。

でも、今年は残暑も無く、いきなり寒くなったので
身体がついて行けません。
まだ10月ですよ。
あと2ヶ月も、火の気のない部屋で
耐えられる自信がありません。

そこで、インテリアの火鉢に、火をおこしてみました。
FacebookにUPしたのが、この画像です。

タバコは吸わない、オール電化の我が家には
マッチもライターも無いので、
ホーマックでチャッカマンと焚き付けと乾燥砂を買いました。

灰しか入ってない火鉢に砂を入れ、
火箸で少しずつかき混ぜると、重い砂が下がり、
五徳が安定しました。
(インテリアの)埃かぶった備長炭を丁寧に拭いて、
円すい状に積んで、火を付けた焚き付けをその下に
差し込んだのですが・・・、
焚き付けの臭いと煙が部屋中に充満して、
ひっどいことになりまして・・・。
窓もベランダも全開です。
もう寒くて、寒くて・・・大失敗ですわ!!

火ばさみで焚き付けを引っこ抜いて、
キッチンまで走り、水かけて、火を消しました。

役に立たない焚き付けを物置に持って行き、
帰りに物置から墓参り用のろうそくと
バーベキュー用の安い木炭を持って戻り、

火鉢の縁にろうそくを固定して、
火箸で持った木炭をあぶって、
1個ずつ火を点けました。
(備長炭は火が点きづらいんです!!)
安い木炭はカンタンに火が点くのですが、
次のをあぶってる間に、先のが消えて、
フーッって息を吹きかけたら、
一瞬、赤く燃えるのですが、灰が舞い上がるし、
(炭を持つ)利き手はだるくなってくるし、
(窓全開で)寒くて手がかじかんでくるし、
心が折れそうになりました。

2日目は、
最初から、灰の上にろうそくを挿し、
その上に木炭を重ねて、火を点けました。
この方法が、煙も臭いも最小限で、
火をおこすことが出来ました。
で、これが、火鉢の副産物です。

次はお餅を焼いてみようと思います。