頚椎症

　時々、「頚椎症」と診断された方が来院します。「頚椎症」というのは首や肩が痛い、手が痺れる、等の症状が起った原因が首にある場合のことです。

　「頚椎症」というのは「腰痛」というのと同じで、漠然とした症状を指し、直接の原因を指しているわけではありません。

　「頚椎症」の原因はいくつかありますが、主なものは以下の３つです。

１、頚椎の椎間板が飛び出て神経を圧迫した状態（頚椎ヘルニア）がある。

２、頚椎の靭帯の石灰化、または骨化による神経の圧迫がある。

３、加齢と共に頚椎自体が潰れていき、骨棘（こつきょく）という骨の棘が出来、それが神経を圧迫する。

　などの理由が考えられます。

　「頚椎症」の場合、ある日、突然なることは稀で、「肩凝り」から始まることが多いです。単なる「肩凝り」と安易に考えていると重篤な症状にまで発展する場合があります。

　「頚椎症」が酷くなれば、首から下の筋肉の低下、脊髄に圧迫があれば下肢にまで影響が出る場合があります。

　「肩こりは万病の元」です。「頚椎症」、「頚肩腕症候群」、「四十肩」・・・、首や肩の異常から来る病気は多くあります。そうならないためには、治療より予防が大事です。万一、「頚椎症」と言われたら早めに信頼できる均整院等に行くことをお薦めします。

　　　　杉並区西荻窪の整体・木村均整院